昔々、ある村に、子供がいないおじいさんとおばあさんが住んでいました。二人は毎日のように神様にお願いしていました。「指ほどの大きさでもいいですから、どうか私たちに子供をください」。
很久很久以前,在一个村子里,住着一对没有孩子的老爷爷和老奶奶。 两人几乎每天都向神明祈祷:「哪怕只有手指那么大也好,请赐给我们一个孩子吧。 」
すると、その願いが聞こえたのでしょう、ある日、本当に小さくて可愛い男の子が生まれました。身長が一寸しかなかったので、二人はその子を「一寸法師」と名付けました。
也许是这份心愿终于传到了神明那里,有一天,真的诞生了一个又小又可爱的男孩。 因为他的身高只有一寸,二老就给他取名叫「一寸法师」。
一寸法師は何年たっても少しも大きくなりませんでしたが、心はとても強い男の子でした。十五歳になった時、彼はおじいさんとおばあさんに言いました。「京の都へ行って、立派な侍になるつもりです」。二人は心配しましたが、息子の気持ちを応援することにしました。
一寸法师过了好多年都没长大,但他的心却非常坚强。 十五岁那年,他对老爷爷和老奶奶说:「我打算去京都,成为一名了不起的武士。 」两位老人虽然担心,还是决定支持儿子的决心。
おばあさんはお椀の船と、箸のかいを作ってくれました。おじいさんは、針の刀と麦の鞘を渡しながら「気をつけて行ってきなさい」と言いました。
老奶奶给他做了一只木碗当船,一根筷子当桨。 老爷爷把一根针当作刀、一根麦穗当作刀鞘递给他,说:「路上要多加小心。 」
一寸法師はお椀の船に乗って、川を下って都へ向かいました。何日もかかってやっと着いた都で、彼は一番大きな屋敷の門の前に立ちました。「働かせてもらえませんか」と頼むと、屋敷のお殿様は彼の元気な様子を見て、すぐに気に入りました。
一寸法师坐上木碗船,顺着河水一路向都城而去。 走了好几天,他终于到达了京都,站在城里最大的一座宅邸的大门前。 「能让我在这里干活吗? 」他这样请求。 宅邸的主人见他精神可嘉,立刻就喜欢上了他。
屋敷には美しいお姫様がいて、一寸法師は彼女の世話をするように言われました。お姫様も、勇気のあるこの小さな侍がだんだん好きになっていきました。
宅子里住着一位美丽的公主,一寸法师被吩咐去照顾她。 公主也渐渐地喜欢上了这个勇敢的小武士。
ある日、一寸法師はお姫様と一緒にお寺へ出かけました。その帰り道、突然大きな鬼が二人の前に現れました。鬼は「綺麗な娘だ。連れて行こう」と言って、お姫様の手を掴もうとしました。
有一天,一寸法师和公主一起去寺庙参拜。 回去的路上,一只巨大的恶鬼突然挡在他们面前。 恶鬼狞笑着说:「好漂亮的姑娘啊,我把她带走。 」说着就伸手想抓住公主。
一寸法師は針の刀を抜いて鬼に向かいましたが、鬼は笑って彼を口の中に飲み込んでしまいました。「これで終わりだろう」と鬼は思いました。
一寸法师拔出针刀冲向恶鬼,恶鬼却哈哈大笑,一口把他吞进了肚子里。 「这下他就完蛋了。 」恶鬼心里得意地想。
しかし、お腹の中で一寸法師は針の刀を使って、何度も何度も鬼を刺し始めました。「痛い、痛い、もうやめてくれ」と鬼は泣きました。我慢できなくなった鬼は、口から一寸法師を吐き出して、何かを落としたまま、大急ぎで山の方へ逃げていきました。
可是在恶鬼的肚子里,一寸法师用针刀一下又一下地刺起来。 「好疼、好疼,你别刺了! 」恶鬼疼得哇哇大叫。 实在受不了的恶鬼,只好把一寸法师从嘴里吐了出来,然后扔下什么东西,慌慌张张地朝山里逃走了。
鬼が落としたものは、「打出の小槌」という不思議な道具でした。何でも願いを叶える宝物だと、お姫様が教えてくれました。
恶鬼丢下的,是一件叫作「如意小槌」的神奇道具。 公主告诉他,这是一件能实现任何愿望的宝物。
「一寸法師を大きくしてください」と、お姫様が祈りながら小槌を振ると、彼の体がだんだん大きくなっていきました。立派な大人の侍の姿になった一寸法師は、お姫様と結婚することになりました。二人は都で、いつまでも幸せに暮らしたそうです。
「请让一寸法师变大吧。 」公主一边祈祷,一边挥动着小槌。 话音刚落,一寸法师的身体就一点一点地长大起来。 变成了一位威风凛凛的成年武士之后,一寸法师便和公主成了亲。 据说从那以后,两人就在京都一直幸福地生活着。