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JLPT N2物語

安達が原の鬼婆

旅人が泊まった一軒家に潜む恐怖のお話。

はるか昔、安達が原という荒れ果てた野原に、一人の旅の僧侶が通りかかった時のことである。日がすっかり暮れてしまい途方に暮れていた折に、前方にポツリと明かりが灯る一軒の粗末な小屋を見つけた。小屋には一人の老婆が住んでおり、僧侶が「どうか一晩泊めていただけないだろうか」と頼み込むと、老婆は少し躊躇したものの、不憫に思ったのか彼を中に招き入れてくれたのである。

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