赤ずきん

狼にだまされないように用心するお話。

昔々、ある小さな村に、とても可愛い女の子がいました。おばあさんが赤いずきんを作ってくれたので、女の子はそれをいつもかぶっていました。村の人はみんな、その女の子を赤ずきんと呼びました。

ある朝、お母さんが赤ずきんに言いました。「おばあさんが病気だから、このケーキとぶどう酒を持っていってください。森の中で寄り道をしてはいけませんよ。それから、知らない人と話さないでね。」赤ずきんは「はい、分かりました」と答えて、すぐに家を出ました。

森の中を歩きながら、赤ずきんはきれいな花をたくさん見つけました。歌を歌ったり、鳥の声を聞いたりしながら、ゆっくり歩きました。その時、後ろから大きな声が聞こえました。それは悪い狼でした。「こんにちは、赤ずきん。一人でどこへ行くの?」と狼が聞きました。

「おばあさんの家へお見舞いに行きます。おばあさんは病気だから、ケーキを持っていくの」と赤ずきんが答えました。狼は「それは大変だね。花もたくさん持っていったほうがいいよ」と優しい声で言いました。赤ずきんが花を集めている時、狼は先におばあさんの家へ走って行きました。

おばあさんの家に着いた狼は、ドアを開けて、おばあさんを丸ごと食べてしまいました。それから、おばあさんの服を着て、頭にずきんをかぶって、ベッドの中に入りました。狼はお腹がすいていましたが、赤ずきんも食べたいと思いました。

赤ずきんが家に着いて、ベッドのそばへ行きました。「おばあさん、目がいつもより大きいですね」と赤ずきんが言いました。「お前をよく見るためだよ。」「耳も大きいですね。」「お前の声をよく聞くためだよ。」「でも、口はどうしてそんなに大きいの?」

「それは、お前を食べるためだよ!」と狼は大きな声で言って、赤ずきんを丸飲みにしました。お腹が一杯になった狼は、ベッドの上で大きないびきをかいて寝てしまいました。

その時、近くを通った猟師が、変ないびきを聞きました。「これは狼の声だ」と思った猟師は、家の中に入って狼を見つけました。猟師がそっと狼のお腹を切ると、中からおばあさんと赤ずきんが元気に出てきました。みんなで一緒に、おばあさんが元気になったことをお祝いしました。

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