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JLPT N3文化

成人の日

成人の日と成人式の歴史、振袖文化、近年の問題、そして年齢引き下げによる変化についてです。

毎年一月の第二月曜日は、「成人の日」と呼ばれる祝日です。この日には、二十歳になった若者の成長を祝うために、全国の市町村で「成人式」と呼ばれる式典が行われます。

戦後の混乱した時代に、若者を励まそうという思いから始まったのが成人式のきっかけだと言われています。当時は十一月に行われていましたが、その後、新しい年を迎える時期に合わせて一月に変更されました。今では新成人にとって、人生で最大のイベントの一つになっています。

成人式の主役と言えば、何といっても新成人たちの華やかな服装です。女性は振袖と呼ばれる長い袖の着物を着ることが多く、髪型やメイクにもこだわります。男性はスーツを着る人が一般的ですが、最近では袴を選ぶ人も少なくありません。

振袖は値段が非常に高いため、レンタルにする人が増えています。半年から一年前に予約しないと、好きなデザインが選べないこともあります。美容院や写真スタジオの予約も早い者勝ちになりがちで、当日の朝四時から準備を始めるという話さえ聞きます。

成人式の前後には、写真スタジオで記念写真を撮るのも定番になっています。家族と一緒に写ったり、振袖姿で一人で撮ったりと、人生の大切な思い出として残されます。最近では、夏ごろから「前撮り」をする人も多く、SNSに投稿するためにこだわって撮影する若者も増えてきました。

式典の会場では、市長や来賓のスピーチを聞いたり、子どもの頃の恩師に挨拶をしたりします。久しぶりに会う友達と写真を撮ったり、思い出話で盛り上がったりするのも、この日の大きな楽しみです。同窓会のような雰囲気がある一方で、式そのものは退屈に感じる若者もいるようです。

近年では、成人式で騒いでしまう若者がニュースになることもあり、問題視されています。式の途中で大声を出したり、ステージに上がったりするケースが報道されているのです。ただし、こうした行為はごく一部に過ぎず、ほとんどの新成人は静かに参加しています。

二〇二二年からは、法律上の成人年齢が十八歳に引き下げられました。しかし、進学や就職で忙しい十八歳ではなく、これまで通り二十歳で式を行う自治体がほとんどです。地域によっては、名前を「二十歳のつどい」に変えたところもあるとのことです。

成人の日は、大人になったことを自覚するきっかけになる大切な日です。お世話になった家族への感謝を改めて感じるとともに、これからの人生について考える時間にもなります。式典が終わって家に帰った夜には、なんとなく階段を一つ上がったような気持ちになるかもしれません。

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