環境問題と聞くと、地球温暖化や海面上昇といった、自分一人の力ではどうにもならない大きな話を思い浮かべがちです。しかし、毎日の暮らしを少し見直してみると、家庭から出るごみやエネルギーの使い方など、改善できる点が意外と多いことに気づきます。私自身、三年ほど前から少しずつ習慣を変えてきましたが、無理なく続けられる工夫こそが大切だと感じています。

きっかけは、2020年に始まったレジ袋の有料化でした。一枚三円という値段は決して高くないものの、毎回お金を払うのは何となく気が引けるもので、自然とエコバッグを持ち歩くようになりました。この制度の導入にともなって、コンビニやドラッグストアでも袋を断る人が一気に増えたように思います。最初は忘れて取りに戻ることもありましたが、カバンに小さく畳めるタイプを常備するようになってからは、ほとんど困らなくなりました。

買い物の場面のみならず、台所でも工夫できることはたくさんあります。我が家では、週に一度、冷蔵庫の中身をすべて確認してから献立を考えるようにしています。野菜の切れ端は捨てずに冷凍しておき、週末にまとめてスープの出汁に使うと、ちょっとした節約にもなります。食品ロスの問題は深刻で、まだ食べられるはずの食料が日本全体で年間約五百万トンも廃棄されているといいますから、見過ごすわけにはいきません。

スーパーをはじめ、コンビニでも閉店前に値引きシールが貼られた商品が並ぶようになりました。賞味期限が近いだけに、その日のうちに使い切る前提で買うのですが、味も品質も普段とほとんど変わりません。安く買えるうえに食品ロス削減にもつながるのですから、利用しない手はないでしょう。