子供のころの夢は、その時々で目まぐるしく変わっていました。小学三年生のとき、家族で初めて飛行機に乗って沖縄へ旅行に行ったことから、客室乗務員になりたいと真剣に思っていました。中学に入ってからは、夜のテレビでパティシエを特集した番組を見たのがきっかけで、洋菓子の世界に憧れた時期もありました。

今振り返ってみると、当時の私はテレビや体験に影響されがちで、その場の感動をそのまま将来の夢と呼んでいたように思います。子供というのは、目に映るものに素直に心を動かされるものだと、今になって改めて感じます。

高校生になると、進路について現実的に考えなくてはいけない時期がやってきました。担任の先生から「好きなことと得意なことは違うよ」と言われたことが、今でも忘れられません。その一言をきっかけに、私は自分の本当の強みは何かを真剣に考えるようになりました。

転機が訪れたのは大学二年生のときです。国際関係論の授業で、開発途上国の教育問題について発表する課題が出ました。資料を読み進めるにつれて、自分が本当に関心を持っているのは「学ぶ機会を平等にすること」だと気づいたのです。