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JLPT N3日常生活

ゴミを減らす工夫

エコバッグやマイボトル、リフィル商品やフリマアプリ、コンポストや量り売りなど、日々の暮らしの中でゴミを減らすための小さな工夫と、個人の努力では届かない部分への思いをつづったエッセイです。

日本で生活するようになってから、自分が出すゴミの量について真剣に考えるようになりました。きっかけは、引っ越して最初の一週間で、台所のゴミ袋が三つもいっぱいになっていたことです。中身を見てみると、ペットボトル、プラスチックのトレー、お菓子の個包装、紙パックなどが次々と出てきて、自分でも驚いてしまいました。一人暮らしなのに、こんなに出してしまっていいのだろうかと、しばらく考え込みました。

これではいけないと思って、まずは買い物の仕方から変えてみることにしました。エコバッグを持ち歩くようになったのも、マイボトルを毎朝持って出かけるようになったのも、この時がきっかけです。最初は少し面倒に感じたものの、続けるうちに自然と習慣になっていきました。

レジで「袋はいりません」と言うのが恥ずかしいと感じる人もいるとのことですが、私の周りではすっかり当たり前のことになっています。コンビニでスプーンや割り箸を断る人もずいぶん増えました。ただ、店員さんが何も聞かずに袋へ入れてしまうこともあって、こちらから先に声をかけるべきだと反省することもあります。

最近では、シャンプーや洗剤をリフィルで買えるお店も少しずつ増えてきました。服や本に関しても、新品ばかりでなく、フリマアプリや中古ショップで探すことが多くなりました。安く手に入るからこそ気軽に試せますし、もう使わなくなった物を売れば、捨てる時の罪悪感もずいぶん減るような気がします。

家の中でも、できることは意外と多いものです。食べ残しはコンポストに入れて土に戻し、量り売りのお店では、空き瓶を持って行ってお米やナッツを買っています。小学校に通う友人の子どもが、「ゴミの分別は地球を守ることなんだよ」と教えてくれた時には、大人の方が学ばされたわけです。

それでも、個人の努力だけでは限界があるのも事実です。お菓子の個包装やお中元の過剰包装を見るたびに、これは消費者の責任とは限らないと感じます。自治体によって分別のルールも違っていて、引っ越すたびに覚え直さなければならないのも少し大変です。同じ国の中でも、ペットボトルのキャップを外すかどうかさえ地域によって違うわけですから、戸惑う人がいるのも当然でしょう。

完璧にゴミをなくせるわけではないものの、続けないことには何も変わりません。今日できる小さな一歩から始めれば、いつか社会全体の仕組みも変わっていくはずです。明日の地球のために、自分にできることをこれからも探していきたいと思います。

— 完 —