亡霊に琵琶を聴かせる盲目の僧のお話。
今は昔のこと、海辺の阿弥陀寺という寺に、芳一という目の見えぬ一人の琵琶法師が住んでいた。彼の弾く琵琶の腕前といったら見事なもので、とりわけ平家物語の弾き語りにかけては、並ぶ者がないとさえ言われていた。
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