弁護士
まずは事実関係をご整理させてください。長年勤め上げた会社から、ある日突然、事実上の退職強要を受けたとのことですね。
依頼者
はい。表向きは一時的な出向という名目ですが、それは単なる体のいい口実に過ぎません。業績不振にかこつけて、中高年社員を不当に排除しようとしているのは、もはや明らかです。
弁護士
出向の打診を受けた際、どのような言葉を投げかけられたか、覚えていらっしゃる限りお話しいただけますか。具体的な発言が、後々重要な証拠となります。
依頼者
「君のような年配者に居場所はもうない」「自主的に身を引いてくれれば退職金を上乗せする」と、人事部長から面と向かって言われました。あまりの屈辱に、声を失うばかりでした。
弁護士
それは紛れもなく退職強要に該当する発言です。当時、録音をなさっていたか、あるいは同席者がいたかどうか、いかがでしょう。