1驚き・感慨・嘆き・気づきなど、心が動いたときに自然と口から出る感動詞。「ああ、きれい」「ああ、そうだったのか」のように、感情のこもった「ああ」。文学的には「嗚呼」「噫」と書かれることもあるが、現代日本語では基本的にひらがな表記。
ああ、なんてきれいな夕日だろう。
ああ、あの頃が懐かしい。
ああ、それは残念だったね。
ああ、ようやく週末だ。
2「はい」「うん」に近い、肯定や同意を表す返事の「ああ」。やや男性的・ぶっきらぼうな響きを持ち、目上には使いにくい。家族や友人など気の置けない相手への返事として日常的に使われる。
「お茶でも飲む?」「ああ、ありがとう。」
「もう食べた?」「ああ、さっき食べたよ。」
「明日も来るんだよね?」「ああ、行くよ。」
3苛立ち・困惑・落胆を表す「ああ」。「ああ、もう!」のように使い、英語の argh / aah に近い。失敗や思い通りにならない場面で口をついて出る感嘆詞。
ああ、もう!また鍵を忘れた。
ああ、間に合わない!
ああ、なんでこんなことになったんだ。
4人の注意を引くときの呼びかけの「ああ」。「おい」「やあ」に近いが、現代では単独で呼びかけに使うことはやや少なく、小説や脚本など書き言葉でよく見られる。会話で使うとぶっきらぼうに響く。
ああ、君、ちょっとこっちへ来てくれないか。
ああ、そこの人、忘れ物ですよ。
5相手の話を聞きながら打つ軽い相槌としての「ああ」。「うん」「そうそう」に近く、深い驚きや感情を伴わない、了解・納得を示す談話標識。連発して「ああ、ああ」と言うと「分かった分かった」のニュアンスになる。
ああ、なるほど、そういうことね。
「鍵、ちゃんと閉めた?」「ああ、ああ、閉めたよ。」
ああ、知ってる知ってる、あの店でしょう?