1話し言葉での引用の助詞。誰かが言ったことを伝えるときに使う(「…と言った」のカジュアルな形)。
田中さん、大学を辞めるって。
彼、来ないって。
先生が明日休みだって。
2動詞の過去形の後に付いて「…したところで/…したって(結局同じだ)」の意味を表す逆接(「たって」)。
行ったって何も変わらないよ。
注意したって聞かないだろう。
怒ったって仕方ないよ。
3軽い皮肉や疑いを込めて「本当に〜だと思ってるの?」と問う表現(「〜かって?」に近い用法)。
そんなに簡単にできるって?
彼が優勝するって、本気で言ってるの?
私が忘れるって?冗談でしょう。
4強調・断定・苛立ちを表す終助詞的な用法。「もう知ってるよ」「そうだってば」など、相手に念押ししたいときに使う。
もう知ってるって!
うるさいってば!
大丈夫だって。心配しないで。
5「という」の口語縮約。人や物事を呼び表すときに使われる(「〜という(もの/人)」→「〜って」)。
“フリーランス”って働き方、最近よく聞くね。
いわゆる“逃げ恥”ってドラマを見たことある?
『エコ』って言葉の意味を考えよう。
6「と言っている」の省略形で、話者の述べた内容や第三者の発言を伝える(継続や現在形を含む)。
店長が値上げするって。
彼は忙しいってさ。
7「と聞いている」の略で、聞いた話を伝えるときの表現(伝聞)。
田中さん、結婚するって。
駅前に新しい店ができたって聞いたよ。
8「とは/というのは」の口語的な短縮で、用語や話題を導入するときに使う(〜って〜は)。
『自由』ってどういう意味?
“SDGs”って聞くけど、詳しくは知らない。
9話題提示の助詞で、口語では「〜は」の代わりに使われることがある(トピック提示)。
猫って可愛いよね。
旅行って、準備が大変だね。
仕事って、本当に疲れる。