1あと、後で。ある出来事のあとの時間を表す、やや改まった書き言葉的な語。ふつうかなで書く。天気予報の「雨のち晴れ」が代表例。日常会話ではふつう「あと」を使う。
明日の天気は雨のち晴れの予報です。
その知らせを聞いたのち、彼は静かに席を立った。
契約はよく確認したのちに署名してください。
2将来、その後の時。「のちに」の形で、「あとで」より堅い語感で使われることが多い。
のちに彼はこの町の市長となった。
この決断が、のちの人生を大きく変えた。
3(文語的)人が亡くなったあと。「亡きのち」の形で、その人の死後を指す古風な言い方。
祖父の亡きのち、家はすっかり寂しくなった。
4(古語)子孫・後裔。現代ではほとんど使われない古い用法。
その一族ののちには、多くの名士が現れた。