1縫い目の糸が切れたり布が裂けたりして、その部分が開いてしまう。比喩的に、守りや組織、計画などの弱いところが崩れ始める意味でも使う。五段動詞の「ほころぶ」とほぼ同義だが、こちらは一段動詞で「ほころびた・ほころびて」と活用する。ふつう仮名で書く。
古いセーターの袖口がほころびてきた。
鞄の縫い目がほころびて、中身がこぼれ落ちそうだ。
何年も着ているコートのポケットがほころびたので、母に直してもらった。
終盤に入って、チームの守備がほころび始めた。
2花のつぼみが少しずつ開き始める。満開ではなく、まさに開きかけている状態を表す、やや文学的で季節感のある言い方。
梅のつぼみが春の日差しにほころび始めた。
桜のつぼみがほころびるのを、毎年心待ちにしている。
庭のバラが一輪、朝の光の中でほころびていた。
3こらえきれずに笑みが浮かんで、顔つきがやわらぐ。「顔がほころびる」「口元がほころびる」の形でよく使う。
孫の写真を見て、祖父の顔が自然とほころびた。
娘の一言に、思わず口元がほころびた。
合格の知らせを聞いて、彼女の表情がほころびた。