1程度・度合いを表す。『どれくらい』や『その程度』という意味で使われ、量・程度の比較や感情の強さを示す。
彼は驚くほど静かに座っていた。
思ったほど難しくなかった。
疲れるほど働いた。
2限界や範囲・区切りを示す。『その程度が限度である』というような意味合いで使われる。
私の犠牲もこれほどまでだ。
能力のほどは人それぞれだ。
3時間の長さや期間を表す。『〜ほど』でおよその時間の幅を示すことが多い。
後で10分ほど戻ります。
会議は一時間ほど続いた。
4距離を表す。おおよその長さや離れ具合を示す場合に使う。
駅までは歩いて15分ほどです。
家から学校までは2キロほど離れている。
5状態・程度を表す名詞的用法で、『〜のほど』の形で使い、その事柄のありさまや程度を示す。
ご承知のほど、今回の件は機密事項です。
実情のほどを詳しく報告してください。
6数や量のおよその見当を示す。『〜ほど』で『〜くらい/約〜』の意味になることが多い(通常かなで書く)。
参加者は20人ほどだった。
この薬は一日3回、食後に1錠ほど飲んでください。
その辺りで5分ほど待っていてください。
7『…ほど』で『…するほど』のように、ある程度・程度の比較を示す。『…ほど…ない』など否定や比喩でも使われる(『君ほど彼女を知らない』のように)。
君ほど彼女を理解している人はいない。
そんなに心配するほどのことではない。
彼は疲れているほど眠れなかった。
8比較の構文で『〜ば…ほど…』の形を作り、『〜すればするほど…だ』のように『ますます…』という意味を表す。
勉強すればするほど日本語が上手になる。
運動すればするほど体力がつく。
考えれば考えるほど答えが見つからない。