1水・塩・砂・粉・豆など、小さな物や液体を上から散らして広い範囲に行き渡らせる動作。「庭に水をまく」「節分に豆をまく」のように日常的によく使う。漢字「撒」は常用漢字外なので、ふつうは「まく」とかな書きする。種を土にまいて植物を育てる意味では別字「蒔く」を使う。
夏の夕方、涼しくするために打ち水をまいた。
節分の日、家族みんなで「鬼は外、福は内」と言いながら豆をまいた。
雪道が滑らないように、玄関の前に塩をまいた。
工事現場では砂ぼこりが立たないよう、定期的に水を撒いている。
2チラシ・ビラ・名刺などの紙類を、人に手渡したり街頭で広く配ったりすること。多くの相手に行き渡らせる「ばらまく」ニュアンスを含み、整然と「配る」よりも勢いのある言い方。
駅前で新しいお店のチラシをまいた。
選挙運動でビラをまく学生ボランティアが集まった。
3後ろからついてくる人(尾行者、ストーカー、しつこい知り合いなど)を振り切って見失わせる、まいて逃れる。スパイ・刑事ものなどフィクションでおなじみの動詞だが、「うっとうしい人をまく」のように日常的にも使える。
尾行に気づいたスパイは、人混みにまぎれて巧みに相手をまいた。
しつこく付きまとってくる男を、駅で電車を乗り換えてまいた。