1古語・歴史的仮名遣いでの助動詞(現代の『む』に相当)で、推量(「…だろう」)や現在推量の意味を表す。文語や古文で見られる。
明日は晴れん、と古い日記に記してある。
彼は来られんと信じていた。
2古語で意志や意図(『…しよう/…するつもりだ』)を表す助動詞(『む』の古い表記)。話し手の意志や将来の行為の意思を示す。
我行かん、という覚悟を固めた(古文的表現)。
若者は新しい道を拓かんとする気概があった。
3古語で、話し手のために誰かに~してほしいという期待・希望を表す用法(『…して欲しい/…してくれればよいのに』に近い意味)。現代ではほとんど見られない用法。
誰か助けてくれんものかと祈るのみだった(古文調)。
あの時、来てくれんであったらと語る古老の話が残る。