物や体の一部を上の方へ動かす、または高くすること。
彼は手を上げて先生に合図した。
箱を台の上に上げてください。
布団を上げて換気をした。
物をより高い場所に移す。棚に置くなどの動作。
本を上の棚に上げておいて。
赤ちゃんを台の上に上げないでください。
値段・品質・地位などを高める、または上昇させること(価格については「騰げる」が使われることもある)。
会社は来月から給料を上げると言った。
品質を上げるために材料を変えた。
ガソリンの値段が上げている。
客や来訪者を家や部屋の中に迎え入れる(部屋に入らせること)。
雨が降っていたので、客を家に上げた。
どうぞ中に上げてください。
(ていねいに)誰かに物を与えること。日常会話ではかなり基本的な「あげる」の用法で、しばしば仮名で書かれる。
この本を君にあげるよ。
母は私に古い着物をあげた。
プレゼントを友達にあげたらとても喜んでくれた。
子どもなどを学校や団体に入れる、進学させること(子どもを〜に上げる)。
来年、息子を中学校に上げる予定だ。
彼女は娘を有名な音楽学校に上げた。
技能や才能を伸ばしたり向上させたりすること(腕を上げるなどの表現で用いる)。
彼は毎日練習して剣道の腕を上げた。
英語力を上げるために留学した。
成果や利益を得る、いい結果を出すこと(勝利や成果を«上げる»)。
チームは大会で大きな成果を上げた。
彼女は研究で重要な発見を上げた。
人をより高い職位や地位に昇進させること。
部長は彼女を課長に上げた。
優秀な社員を適時に上げるべきだ。
物事を終わらせる、完成させること(仕事を上げるなど)。
今日中にこのレポートを上げます。
工事を上げるのにあと二日かかる。
声や音を大きくする、強く出すこと(声を上げるなど)。
彼女は助けを求めて大声を上げた。
抗議者たちは声を上げてデモを行った。
目線や顔を上に向けること。見上げる・顔を上げると同義に用いられることがある。
空を見上げると星が輝いていた。/顔を上げてごらん。
彼はうつむいていたが、私が声をかけると目を上げた。
髪をまとめて上にあげる(髪を結う・セットする)こと。
暑いので髪を上げて出かけた。
結婚式のために髪を上げてもらった。
神仏に線香や祈りを捧げる、供物を捧げるという意味で用いること。
お墓に行って線香を上げた。
法要で皆で供物を上げた。
人や物事を褒める、称賛する、持ち上げること(場合によってはお世辞めいた言動)。
上司は彼の成果を上げて褒めた。
みんな彼女を持ち上げるように褒めた。
与えられた金額や条件でやりくりして費用をまかなう、設定した金額でまかなうという意味。
この予算でうまくやって上げてください。
旅行は三万円で上げるつもりだ。
学業や授業を終える、または科目を修了すること(授業を上げるなどの表現で教師や学生の区別で使われる)。
先生:では、今日の授業を上げます。/学生:これで授業を上げたという合図だ。
彼は全ての単位を取り、大学の課程を上げた。
インターネット上に画像・ファイル・投稿などをアップロードすること(SNSに写真を上げるなど)。
写真をSNSに上げたら、友達からたくさんコメントが来た。
新しい記事をブログに上げました。ぜひ読んでください。
(口語)気分を高める、盛り上げる。主にカタカナの「アゲる」で若者言葉的に使われる。
この曲でみんなのテンションをアゲよう!
パーティーの準備で気分をアゲている。
(自動詞)潮や水位が上がる、満ちてくること。潮の干満に関する表現。
満潮で波が岸まで上げてきた。
干潮と満潮で水位が上げ下げする。
(金融)相場や株価などが上昇すること。値段が上がることを指す。
ニュースを受けて株価が上げた。
この銘柄は最近じわじわと上げている。
吐く、嘔吐すること(はき上げるように出す意味で自他両用の用法がある)。
子供が急に吐き上げたので慌てて掃除した。
車酔いで乗客の一人が吐き上げた。
(補助動詞)動詞のて形の後について「〜してあげる」の意味を表す(誰かのために何かをしてやる)。通常仮名で書かれる。
手伝ってあげるから、心配しないで。
宿題を見てあげたら、すごく喜ばれた。
(接尾辞)動詞のます形語幹に付いて「…し終える・完成する」の意味を作る(例:書き上げる、作り上げる)。
小説を書き上げるのに三年かかった。
チームで計画を作り上げた。
(接尾辞・謙譲)謙譲語の動詞のます形語幹に付けて、さらに謙譲の意味を高める表現(例:申し上げる)。
改めてお礼を申し上げます。
ご報告申し上げますが、会議は午後3時からです。