1接頭辞として「次の・準〜の」「劣る・二次的な」という意味を付ける。例:亜流(本流に対して劣る流派)。
彼の作品はどちらかと言えば亜流だと批評家に評された。
その生物は新種ではなく既知の種の亜種として認定された。
彼女は大作家の亜流と見なされることを嫌った。
2化学で酸化数が低い方を表す接頭辞や、-ous(亜〜酸)や-ite(亜〜酸塩)に相当する表記に用いられることがある。
亜酸化銅(あさんかどう)は銅の低い酸化状態を示す化合物の一つだ。
化学式では『亜』を使って亜硫酸塩などの名称を表すことがある。
3略語として『アジア(亜細亜)』を意味することがある。歴史的・文脈的に見られる用法。
古い地図や表で『亜』がアジア地域を指している場合がある。
4略語としてアルゼンチン(Argentina)を示す場合がある。現代ではほとんど使われない表記。
古いスポーツの出場国リストに『亜』と書かれていて、それがアルゼンチンを指していた例がある。
5略語として『アラビア(Arabia)』を示すことがあるが、現代ではほとんど見られない。
古文書の地名表記で『亜』がアラビアを示していることがあった。
6略語・旧字的に『アメリカ』や『アメリカ人』を指した用法(明治期に見られ、現代では米が一般に使われる)。
明治時代の新聞には『亜米利加(亜)』と書かれていることがあった。