1物事・内容・情報をたずねる基本の疑問代名詞。「何を」「何が」「何の」などの形で使い、「何か(あるもの)」のように助詞と組み合わせても使う。だ・で・の・と や助数詞の前では「なん」と読む(→ 何/なん)。
これ、何ていう料理ですか。
週末は何をするつもりですか。
おなかすいた。何かおいしいものが食べたいな。
鞄の中に何が入っているの。
「料理の中で何が一番好き?」「うーん、難しい質問だね。」
2名前を言わずに、話し手も聞き手も分かっている物事を漠然と指す言い方。「例の」「あの」に近い、くだけた会話的用法。
ねえ、この前話してた何、あれその後どうなった。
冷蔵庫に何、ほら昨日買ってきた物あるから食べていいよ。
3人名や物の名前が出てこないときに、その代わりに差しはさむ言葉。「何とか」「何さん」「何だっけ」のように使う口語的なつなぎ。
田中さんの隣の、何さんだっけ、あの人最近見ないね。
何とかっていう新しいアプリ、もう試してみた。
4陰茎を遠回しに指す、下品・俗語的な言いかえ。直接的な語を避けてぼかすときに使い、ふつう仮名で「ナニ」と書く。
医者に「ナニの具合はどうですか」と遠回しに聞かれて、少し気まずかった。
5否定や打ち消しを伴って「まったく〜ない」「どうにも言いようがない」の意を表す副詞的用法。多く「何とも〜ない」の形で使う。
結果については、今の段階では何とも言えません。
あとで謝られたが、私はもう何とも思っていない。
6驚きや聞き返しを表す感嘆詞の「何?」「何だって?」。予想外のことを聞いたときに発する。
「彼、来月で会社辞めるって。」「何!? 本当に。」
何?今、外で大きな音がしなかった。
7怒りやいら立ちを込めて発する感嘆詞の「何だよ」「何、その態度」。相手の言動に反発するときに使う。
何だよ、急に怒り出して。理由をちゃんと言ってよ。
何、その言い方。もう少し言葉を選びなよ。
8相手の心配・謝罪を軽く打ち消してなだめる感嘆詞。「何、気にしないで」「何、大したことないよ」のように使う。
「迷惑かけて本当にごめん。」「何、気にしないで。困ったときはお互いさまだよ。」
何、こんなの大したことないよ。すぐ直せるから安心して。