1人や動物の顔にある、食べたり話したりするための器官。
彼は口を大きく開けてパンを食べた。
子どもは口の中に虫歯があって歯医者に行った。
彼女は口に手を当てて驚いた顔をした。
2物の開口部や穴。入口や隙間の意味で使われることがある。
洞窟の口から冷たい風が吹き出している。
排水溝の口が落ち葉で詰まっている。
3瓶や器具などの注ぎ口・ノズル・マウスピースの部分。
ペットボトルの口をしっかり閉めてください。
蛇口をひねると、勢いよく水が出てきた。
この急須は注ぎ口が細くて使いやすい。
4門や入口・出入口を指す言葉。場所への出入り口として使われる。
非常口の前に荷物を置かないでください。
駅の改札口で待ち合わせよう。
登山口までバスで行くことができる。
5話すこと、会話や口外(うわさ話)をすること。例:口を利く(話す)。
彼は他人の悪口を言うのが好きで、口が軽い。
面接ではあまり口を利かない方が印象がいいこともある。
口を開けばすぐに余計なことを言ってしまう。
6味覚や食べ物の好みに関する言葉。口に合う/合わないのように使う。
この料理は私の口に合わない。少し辛すぎる。
高級ワインは口当たりがまろやかだ。
祖母の作る味噌汁は誰の口にも合う味だ。
7養うべき人の数を「口」で表す言い方。「口を養う」「口を減らす」のように、扶養する人数を指して使われる。
彼は家族五人の口を養うために、休まず働いている。
厳しい時代には、口を減らすために子どもを奉公に出すこともあった。
8仕事や役職などの空き、就職できる場所(働き口など)。
彼は新しい働き口を探している。
大学を出てから働き口が見つかるまで時間がかかった。
町に新しい働き口ができて若者が戻ってきた。
9招きや声がかかること。誘いや召集の意味で使われる(例:口がかかる)。
飲み会の口がかかったので、今夜は参加するつもりだ。
仕事の口がかかって、一度面接を受けることになった。
10種類・タイプを表す言葉。味や性質を表す語と組み合わせて使うことが多い(例:辛口・甘口)。
ワインは辛口の方が好きだ。
子ども向けの商品は甘口の味付けになっている。
11何かが始まるきっかけや最初の一言・手段。口火を切るなどの表現で使われる。
彼の一言が議論の口火を切り、白熱した討論になった。
会議の口火を切るのは上司の役割だ。
12語尾に付いてひと口分・一つ分を数える助数詞。ひと口(ひとくち:一口の食べ物)、出資の「一口」やコンロの口数(ストーブの口)など。
ケーキを一口だけ食べさせてください。
その投資ファンドに一口出資した。
キッチンには二口コンロが付いている。
13刀剣や刃物を数える助数詞。博物館などの文脈では「ふり」と読むことが多い(例:一口=ひとふり)。
展示室には江戸時代の刀が三口(さんふり)並んでいる。
刀剣展示会で、貴重な太刀が二口紹介された。