土や地面。土地そのものや地表。
庭の地を掘ったら水が出てきた。
地がぬかるんでいて歩きにくい。
そのプロジェクトは平らな地を必要とする。
ある特定の地域・場所。話題になっている土地や地域のこと。
この地では古くから祭りが続いている。
彼はその地の気候に慣れている。
現地の人々はその地の伝統を大切にしている。
肌や皮膚。特に顔の素肌などを指すことがある(「地肌」のように用いられる)。
彼はスポーツで日焼けして地肌が黒くなった。
シャンプーを変えたら地肌のかゆみが治まった。
布や織物の素材や質感。生地の種類や織り方など。
このワンピースは柔らかい布地でできている。
和服の地は薄くて透けやすいことがある。
土台・下地、あるいは背景となる要素。準備や基礎となるもの。
絵を描くときはまず下地(地)を整えることが大切だ。
彼女の成功は確かな地があってのものだ。
人の本性や素の性格。本来の性質が現れることを指す。
普段は穏やかな彼も、追い詰められると地が出る。
あの人は親切そうに見えるが、地を知ると違う面が分かる。
物語での説明部分。登場人物の台詞ではない、作者による叙述や描写(「地の文」など)。
この小説は地の文が丁寧で情景が浮かびやすい。
作者は地を短くして会話を増やすことにした。
現実の世界や実際の暮らし。作中の世界と対比される実生活。
舞台の出来事と地の暮らしは大きく違う。
彼は本の中だけでなく、地で同じ方法を試した。
囲碁で、陣地として確保された領域(地として数えられる目)。
終局の計算で黒の地は白より二目多かった。
あの囲いは堅くて地を多く取れる。
能楽で、地謡(じうたい)と呼ばれる合唱。能の舞台で歌う合唱の一種。
能の舞台では地が物語の雰囲気を作り出す。
日本舞踊などで使われる伴奏音楽。踊りを支える演奏のこと(『地』と呼ばれることがある)。
日本舞踊では三味線や太鼓が地を奏でる。
音楽で繰り返される基本的なフレーズ。特に邦楽で定型的に用いられる反復の句。
この曲は長い地のフレーズが続くので覚えやすい。
複数の三味線を合わせる場合のベースとなる部分やパート。「地」と呼ばれる基礎的な部分。
合奏で三味線の地をそろえて演奏を始めた。