仏教語で地獄(naraka)を指す語。転じて、耐えがたい苦しみや最悪の状況を表すこともある。
仏教では悪業を積むと奈落に落ちると説かれる。
彼は自分の過ちを悔いて、奈落を恐れていた。
小説では都会の闇を奈落になぞらえて描いている。
非常に低い所や最後の底、最悪の状態を指す比喩的な用法(『奈落の底』など)。
会社が倒産して、彼は生活の奈落の底に落ちた。
失恋で奈落の底に落ちたような気分だった。
負債の重さに押されて、家族は奈落に陥った。
劇場で舞台の下にある落とし穴や奈落の間(舞台下の空間)を指す語。裏方や仕掛けがある場所。
俳優は奈落から舞台に登場した。
舞台装置は奈落に隠されたワイヤーで動いている。