1人を指すくだけた語で、「あの男(女)」「あの人」を軽く・乱暴に・親しげに言うときに使う。漢字の「奴」を使うとさらに荒っぽい・男性的な響きになる。
彼は本当に優しい奴だ。
いいやつだと思ってたのに、裏切られた。
お前みたいなやつには負けない。
鈴木っていうやつ、知ってる?
奴ら、また何か企んでいるな。
2物・事を指すくだけた言い方で、「もの」「やつ」の感覚で使う。種類や個体を選んで指すときに非常に多用される(「赤いやつ」「大きいやつ」など)。
一番大きいやつをください。
赤いやつより青いやつのほうが好きだ。
このパソコン、古いけどけっこういいやつだよ。
さっき言ってたやつ、もう一回見せてくれない?
3三人称の代名詞として「彼/彼女」を指す、ややぞんざいで男性的な言い方。文脈ですでに話題になっている人物を、修飾なしで「奴は〜」「奴の〜」のように指す用法。小説・漫画・劇画の台詞で目立つ。
奴は約束を必ず守る男だ。
奴の本当の目的がまだ分からない。
気を付けろ。奴は曲者だぞ。