1物や利益・経験などを手に入れる、獲得すること。狩りや勝負事などで獲る場合は〈獲る〉と書くことがある。
彼は留学で多くの貴重な経験を得た。
奨学金を得るために必要な書類を揃えた。
猟師は山で大きな鹿を獲ることができた。
2物事の意味や要点を理解する、把握すること。多くは「要領を得ない」のように否定形の慣用表現で使われる、やや文語的な用法。
彼の説明は要領を得ず、結局何を言いたいのか分からなかった。
彼女の話はいつも要領を得ていて分かりやすい。
3罰や病気など、好ましくないものを受けること。『処分を得る』『病を得る』のように、やや文語的な文脈で使われる。
不正が発覚し、彼は会社から厳しい処分を得た。
彼は無理を重ねた末に、重い病を得て入院した。
4可能を表す補助動詞的な用法で、『〜し得る/〜しうる』の形で『〜することがあり得る/〜できる』の意味になる(書き言葉によく使われる)。
考え得る限りの対策はすべて講じた。
その問題は将来再び起こり得る。