1人や動物の腕や手の部分。物をつかんだり触ったりするための体の一部。接頭語のときに稀に「た」と読むことがある。
手を洗ってから夕食を食べなさい。
彼は利き手で字を書く。
あの机は高さが合わなくて手が疲れる。
2動物(主に犬・猫など)の前足・前脚(口語的)。
猫が前の手でおもちゃを押さえた。
子犬が前の手で私の靴にじゃれついた。
3物をつかむための部分(取っ手)。単独ではあまり使わず、取っ手などの語に含まれることが多い。
ドアの取っ手を回して入った。
鍋の取っ手が熱いので鍋つかみを使った。
4人手・手伝いとしての「人」や「助け」。仕事をする人、手助けすることを指す。
引っ越しの日は人手が足りなくて困った。
手伝いの手を借りて作業を終えた。
バイトの手を一人増やした。
5手がかかること、世話や労力を要すること。面倒や手数を指す表現に使われる。
小さな子は本当に手がかかる。
この機械は手がかかって維持が大変だ。
6手段・方法・工夫を表す。何かをするための方法や技術、工夫、あるいは一手(作戦)などの意味で使う。
問題を解決するいい手を考えよう。
彼の手つきはとても丁寧だ。
新しい手を打って状況を変えた。
7字や書きぶりを表す「手」。書き方や手癖のことを指す。手書きという表現でも用いられる。
履歴書は手書きではなくパソコンで作成してください。
彼女の手はきれいで読みやすい字だ。
8種類・タイプを示す「手」。あるやり方やタイプのことを指す表現で、時に「〜の手」の形で使われる。
そういう手はもう通用しないよ。
最近は効率重視の手が多い。
9自分の手中にあること・所有していることを表す(手に入るなどの表現で使う)。
やっとチケットを手に入れた。
その情報が手に入れば仕事が早く進む。
新品を安く手に入れた。
10対処できる能力・手腕を指す表現(手に余るなど)。
この仕事は私の手に余る。
部下の数が多くて管理が手に余ることがある。
11カードゲームなどで「手」の意味。配られたカードの組み合わせや局面を指す。
いい手が来たから勝てるかもしれない。
彼はあの手で勝負に出た。
今の手では勝てないと判断した。
12方向や地域を表す語としての「手」。山の手・下町のように地名や方角を表す語で使われることがある。
この駅の山手側には商店街がある。
あの方向が山手だと地図に書いてある。
13囲碁・将棋などでの一手。指す/打つ一回の動作や、その回数を数える語(「一手」「二手」など)。
彼はその場面で最善の一手を打った。
次の一手を考えるのに時間がかかる。