1社会的・地位的な立場や格付け。人や物のランクやふるまいの差を表す。会話では「格が違う」「格が高い/低い」などの形でよく使われる。
あの選手は技術が上で、格が違うと感じる。
格式あるホテルはやはり格が高い。
2やり方・様式・形式を表す語。単独で使われることは少なく、語尾や複合語で『〜格』の形でスタイルや様式を示すことが多い(使用上の注:日常では複合語で見かけることが多い)。
伝統の作法には守るべき格があると教わった。
この流派の演奏は独特の格を持っている。
3規則や定められた方式という意味で使われることがある(古典的・専門的な用法)。現代語では多くの場合、複合語の中で規格・規程を表す。
古い文献では『格』が規則の意味で用いられていることがある。
4文法での『格』。主語・目的語など、名詞の文中での文法的関係を示す概念(例:主格、対格、属格)。
英語の主格(nominative case)は文の主語を示す格だ。
日本語の格助詞は名詞の格を示す役割がある。
5論理学や古典的な修辞で用いられる『格』。三段論法などの推論の形式(図式)を指す専門的な用法で、日常語ではほとんど見られない。
古典論理では、推論の格を分類して研究した。