一方から他方へ渡ること、またはその通路・渡り場。人や物が横断して移動する行為を指す。
橋の渡りで写真を撮った。
夜間の渡りは危険だから、ライトを点けて進んでください。
この小道の渡りは狭くて、人とすれ違うのが大変だ。
(やや古い/専門的)他地域や外国から渡ってくる品物、輸入物を指す用法(文脈により限定的に使われる)。
昔は渡りの魚が珍重され、市場で高値が付いた。
放浪すること、渡り歩く人や職業的に各地を回る者(例:渡りの芸人・渡り職人)を指す。
昔の渡りの芸人は各地を回って興行をした。
渡りの職人としていくつもの村で仕事をしてきた。
動物や鳥などの季節的な移動、すなわち渡り(例:渡り鳥)。群れが季節に応じて移動することを指す。
春の渡りで市の公園に多くの渡り鳥が立ち寄った。
渡りの時期には海辺で観察会が行われることが多い。
渡りのルートは年ごとに変わることもある。
面識や口利き、つて(パイプ)を表す語。『渡りを付ける』のように、人に紹介や取り次ぎを頼む・つけてもらうという意味で使われることがある。
面接の前に先輩に渡りを付けてもらったので、話がスムーズに運んだ。
彼はその業界に渡りがあるから、有利に就職できた。
囲碁用語で、盤の端近くで相手の石の下につながり(連絡)ができる状態を指す。通常カタカナのワタリで表記されることが多い。
この形はワタリが強いので、相手を包囲しやすい。
言語学でのワタリ(glide)を指す用語。母音と母音の間で短く挟まれる半母音的な音のこと。
いくつかの言語では、母音間にワタリ(glide)が現れる。