1加熱や加工をしていない、元のままの食べ物や素材。「生魚」「生肉」「生野菜」のように、調理前の食材を指すときに使う。
寿司屋で新鮮な生魚を食べた。
生肉は必ずよく加熱してから食べてください。
生野菜はドレッシングをかけて食べるのが好きだ。
この卵は生のまま食べられる。
2手が加えられていない、編集や加工がされていない元の状態。「生データ」「生の映像」などに使う。
分析に使うので、まず生データをください。
監督は編集前の生の映像をチェックしていた。
加工していない生の声をそのまま届けたい。
3(俗語)避妊具を使わない性行為を指す俗な表現。下品・露骨な言い方とされ、公の場では使わない。
4録画・録音ではなく、その場で行われる・放送されること。「生放送」「生中継」「生演奏」のように使う。
今夜のコンサートは生放送で全国に流れる。
家族みんなで試合の生中継を見た。
生演奏ならではの迫力があった。
5経験が浅く未熟なこと、磨きがかかっていない状態。人や仕事ぶり、演技などについて使われる。
新人の演技はまだ生で、これから磨いていく必要がある。
彼の仕事ぶりはまだ生で、細やかさに欠ける。
6「生意気」の略語として、態度が厚かましいことを指す俗な用法。限定的な俗語で、一般的にはあまり使われない。
7「生ビール」の略。居酒屋などで注文する際によく使われ、「生、二つ!」のように単独で言うことが多い。
すみません、生を二つお願いします。
夏はやっぱり冷えた生が一番だ。
8未使用・未録音・空の状態を表す。「生テープ」「生ディスク」のように使う。現在はテープ自体があまり使われなくなり、古い言い回しになりつつある。
倉庫の奥から古い生テープが何本か出てきた。
9接頭辞として、程度が軽い・部分的にそうである様子を表す。「生温かい」「生乾き」「生ぬるい」のように使う。
冷蔵庫に入れ忘れて、スープが生温かくなってしまった。
洗濯物が生乾きのままだと嫌な臭いがする。
10接頭辞として、物事が不十分・中途半端であることを表す。「生半可」「生煮え」「生意気」のように使われる。
生半可な気持ちではプロになれない。
鍋が生煮えのままだったので、もう少し火を通した。
11(古語)現金を指す古い言い方。現代日本語ではほとんど使われない。
12「生酔い」の略で、ほろ酔い気分のことを指す古い俗語。現代ではまず使われない。