1数量・時間・程度などを正確に示さず、おおよその値を表す副詞。「約一時間」「約50人」のように、数を表す語の前に付けて使う。
会議は約一時間で終わった。
電車は約10分遅れて到着した。
参加者は約200人だった。
駅から会場までは約500メートルです。
2約束・取り決めを意味する名詞用法。現代の日常会話ではこの一字だけの形はほとんど使われず、「約束(やくそく)」と言うのが普通。「金石の約」のような古風な言い回しに名残が見られる程度。
二人は生涯変わらぬ友情を誓い、金石の約を交わした。
3簡略化・縮約を意味する名詞用法。要点だけを残して短くすること。現代語ではこの一字だけの形で使われることはほとんどなく、「約分」「約数」のような熟語の中に意味が残っている。
4言語学の分野で、音が短縮されること(縮約・約音)を指す専門用語。文法書などで使われる。
文法書では、この母音の変化を約と呼ぶことがある。