1物を容器や所定の場所にきちんと入れる、または元の場所に戻すこと。「箱に収める」「カバンに収める」のように、しまう・収納するという意味で使う。
古い写真をアルバムに収めて、押し入れにしまった。
使い終わった工具は元の棚に収めてください。
貴重品はホテルの金庫に収めておいた。
2作品を選集・全集・カタログなどに掲載・収録すること。また、写真・映像などに記録すること。「アルバムに収める」「ビデオに収める」「写真に収める」など。
彼の代表作はすべてこの全集に収められている。
美しい夕日をカメラに収めた。
結婚式の様子を映像に収めて、後で家族と見返した。
3努力や活動の結果として、成果・成功・勝利・利益などを得ること。「成功を収める」「勝利を収める」「成果を収める」「利益を収める」が代表的な言い方。
彼の新作映画は世界中で大成功を収めた。
日本代表は決勝戦で勝利を収めた。
この事業は予想以上の利益を収めた。
長年の研究がようやく成果を収めつつある。
4税金・会費・料金・授業料などを所定の場所や機関に支払う・納入する。また、商品や書類などを納品・提出する意味でも使う。「税金を納める」「会費を納める」「品物を納める」などが典型。
毎年三月までに税金を納めなければならない。
授業料は今月末までに銀行に納めてください。
うちの工場は毎月、部品を自動車メーカーに納めている。
5贈り物や金品を受け取ること。改まった敬語表現として「お納めください」「ご笑納ください」のような形で、相手に物を受け取ってもらいたいときに使う。
ささやかですが、お納めください。
つまらないものですが、ご笑納いただければ幸いです。
6数量・程度・範囲などを一定の限界内に抑えること、おさめること。「予算を〜万円以内に収める」「話を短く収める」「写真の画角に収める」のように、限度や枠の中におさまるようにする意味。
工事費用は予算内に収めるよう努めている。
発表は十分以内に収めてください。
広い景色をうまく一枚の写真に収めるのは難しい。
7神社・仏閣などに金品・供物・お札などを捧げる、奉納すること。「お札を納める」「初穂料を納める」のように使う。
古いお札は神社に納めて、新しいものをいただいた。
七五三のお参りで初穂料を納めた。
8騒ぎ・反乱・もめごとなどを抑え、平穏にすること。混乱した状況を落ち着かせる意味。意味的に「治める」と重なる部分があり、「国を治める」のような統治の意味では「治める」を使う。
暴動を収めるために警察が出動した。
彼は冷静な対応で場の混乱を収めた。
9(接尾辞「〜納め」として)その年・その期間における最後の機会・行為を表す。「仕事納め」(年末最後の仕事日)、「見納め」(最後に見ること)、「飲み納め」(最後の一杯)、「弾き納め」(最後の演奏)など、〜の動詞連用形に付いて慣用的に使う。動詞「納める」を単独で「終える」の意味で使うことはまれ。
今日は仕事納めなので、職場で軽く打ち上げをする予定だ。
この建物が取り壊されるので、今日が見納めだ。
明日から禁酒するので、これが飲み納めだ。