1動作や物の動き、流れなどの速度が大きいこと。短い時間でたくさん進む様子。速度を表すこの意味では主に「速い」と書き、「早い」と書くと意味がずれてしまうことが多い。
新幹線は速いから、東京から大阪まで二時間半で着く。
兄は足が速くて、運動会ではいつも一位だった。
最近のパソコンは処理が速くて、動画編集も快適にできる。
あのピッチャーの球は150キロを超えるほど速い。
2時刻や時期が、基準点や普通より前であること。「朝早く」「早い時間」「予定より早い」のように、時間そのものの早さを表す。この意味では「早い」と書く。
朝早い時間に散歩すると、空気が気持ちいい。
約束の時間より三十分も早く着いてしまった。
春が近いせいか、今年は桜が咲くのが早い。
3時期や行動などが、まだ適切な段階に達していないほど早すぎること。「結論を出すには早い」「諦めるのはまだ早い」のように、時期尚早・早計のニュアンスで使う。「早い」と書く。
その件について結論を出すのは、まだ早すぎる。
諦めるのはまだ早いよ。最後までやってみよう。
4ある方法や手段で物事を済ませると、結果的に時間も手間もかからないこと。「〜したほうが早い」「タクシーで行けば早い」のように、「手っ取り早い」「効率がいい」というニュアンスで使う。「早い」と書く。
この時間は道が混むから、地下鉄で行ったほうが早い。
説明書を読むより、彼に直接聞いたほうが早いよ。
5「〜するが早いか」「〜するより早く」の形で使う、やや文語的な慣用表現。ある動作が起こるとほとんど同時に次の動作が起こることを表す。「〜したとたんに」「〜するや否や」と近い意味。
ベルが鳴るが早いか、生徒たちは一斉に教室を飛び出した。
母は私の顔を見るより早く、何があったのか察した。