むかしむかし、ある遠い国に、アラジンという貧しい少年が住んでいました。父を早くに亡くし、母と二人で苦しい暮らしを続けていたのです。
很久很久以前,在一个遥远的国家,住着一个名叫阿拉丁的贫穷少年。 他很小就失去了父亲,和母亲两人过着艰难的日子。
ある日、見知らぬ男が訪ねてきて、「わたしはお前の伯父だ」と名乗りました。立派な服を着たその男は、アラジンを商売の旅へ連れて行くと言い、母は喜んで息子を送り出しました。
有一天,一个陌生男人来到家里,自称是「你的伯父」。 那男人衣着华丽,说要带阿拉丁出去做生意,母亲便高高兴兴地送儿子上路了。
しかし、男の本当の目的は、砂漠の奥にある魔法の洞窟から、古いランプを手に入れることだったのです。男はアラジンに魔法の指輪を渡し、「洞窟の宝に触れずに、ランプだけを持って帰ってこい」と命じました。
然而,这男人真正的目的,是从沙漠深处的魔法洞窟里取出一盏旧灯。 他递给阿拉丁一枚魔法戒指,命令道:「别碰洞窟里的宝物,只把灯带回来。 」
アラジンが洞窟に入ると、金や宝石が山のように光っていました。約束を守ってランプだけを取り、戻ろうとしたとたん、男は怒り出し、入り口の岩を閉じてしまいました。指輪さえあればアラジンはもう必要ないと考えたわけです。
阿拉丁走进洞窟,只见金银珠宝堆得像小山一样闪闪发光。 他守住约定,只拿起那盏灯,刚要往回走的瞬间,男人就翻脸发怒,把洞口的大石头合上了。 原来他认定,只要有戒指,阿拉丁就再也用不着了。
真っ暗な洞窟の中で、アラジンは思わず指輪をこすりました。すると巨大な魔神が現れ、「ご主人様、何でもお望みのままに」と低い声で言いました。アラジンはその魔神のおかげで、無事に家へ帰ることができました。
在漆黑的洞窟里,阿拉丁不自觉地搓了搓戒指。 一个巨大的魔神立刻出现,用低沉的声音说:「主人,您有什么吩咐? 」多亏了那位魔神,阿拉丁平安回到了家。
母が古いランプを磨いていると、今度はもっと大きな魔神が現れ、「このランプの持ち主に従います」と言いました。その日から、貧しかった親子の暮らしはすっかり変わったのです。
母亲擦那盏旧灯的时候,又出现了一个更大的魔神,说:「我会服从这盏灯的主人。 」从那天起,这对贫穷母子的生活彻底变了样。
アラジンはやがて町でお姫様を見かけ、その美しさに心を奪われました。ランプの力で立派なお城を建て、王様の許しを得て、お姫様と結婚することになりました。
不久之后,阿拉丁在街上看见了公主,被她的美貌深深吸引。 他借着灯的力量建起一座华丽的宫殿,得到国王的许可,与公主举行了婚礼。
しかし、悪い魔法使いはアラジンがまだ生きていると知り、商人のふりをしてお城へやって来ました。「古いランプを新しいランプと取りかえます」と大声で呼ぶと、ランプの価値を知らないお姫様は、喜んでそれを差し出してしまいました。
可是,那个坏巫师得知阿拉丁还活着,便扮成商人来到宫里。 他大声吆喝:「拿旧灯换新灯啦! 」不知道灯之珍贵的公主,高高兴兴地把它递了出去。
魔法使いはランプを手に入れたとたん、魔神に命じて、お城ごとお姫様を遠い国へ運ばせました。帰って来たアラジンは、空っぽの場所を見て言葉を失いました。
巫师一拿到灯,立刻命令魔神把整座宫殿连同公主一起,搬到遥远的国度。 回到家的阿拉丁望着空荡荡的地方,半天说不出话来。
アラジンは指輪の魔神に頼んで、お姫様のいる国まで一気に飛んで行きました。「悲しまずに、わたしを信じてください」とお姫様に小声で告げ、二人で計画を立てたのです。
阿拉丁拜托戒指里的魔神,一口气把自己送到了公主所在的国家。 他凑近公主低声说:「别难过,请你相信我。 」两人就此一起想出了一个计策。
その夜、お姫様は魔法使いに、毒を入れた酒をすすめました。何も知らない魔法使いはそれを飲み、たちまち倒れてしまいました。アラジンは急いでランプを取り戻し、魔神にお城を元の場所へ運ぶよう命じました。
那天夜里,公主端给巫师一杯下了毒的酒。 毫不知情的巫师一饮而尽,当场倒下。 阿拉丁赶紧夺回灯,命令魔神把宫殿送回原来的地方。
こうしてアラジンとお姫様は無事に国へ戻り、後にアラジンは立派な王として国を治めました。二人は末永く幸せに暮らしたということです。
就这样,阿拉丁和公主平安回到了自己的国家,后来阿拉丁成了一位贤明的国王,治理着这片土地。 据说,两人从此过着幸福美满的生活。