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JLPT N5物語

花咲か爺さん

枯れ木に花を咲かせる優しいおじいさんのお話。

昔々、ある所におじいさんとおばあさんがいました。二人は「シロ」という犬と、楽しく暮らしていました。

ある日、シロは畑で「ここを掘ってください」と鳴きました。おじいさんがそこを掘ると、たくさんの大判小判が出てきました。

隣の悪いおじいさんは、シロを無理やり自分の畑へ連れて行きました。そして、「ここを掘れ」と言いました。しかし、そこからはゴミや泥しか出てきませんでした。

悪いおじいさんは怒って、可愛いシロを殺してしまいました。優しいおじいさんは泣きながら、シロのお墓に木を植えました。

木はすぐに大きく育ちました。おじいさんはその木で臼を作りました。その臼でお餅をつくと、お餅が全部大判小判になりました。

悪いおじいさんはその臼を借りてお餅をつきました。しかし、また泥しか出なかったので、臼を燃やして灰にしました。おじいさんは悲しんで、その灰をもらいました。

おじいさんが枯れた桜の木にその灰をまくと、とても綺麗な花が咲きました。殿様はそれを見て、おじいさんにたくさんの褒美をあげました。