昔々、ある村に、ジャックという男の子がお母さんと二人で暮らしていました。家はとても貧しく、家にあるものといえば、年老いた一頭の牛だけでした。
ある朝、お母さんが「もう食べるものがないから、市場へ行ってこの牛を売ってきなさい」と言いました。ジャックは「分かりました。いい値段で売ってきます」と言って、牛を引いて出かけました。
途中で、ジャックは不思議なおじいさんに出会いました。おじいさんはポケットから五粒の小さな豆を取り出して、「これは魔法の豆だ。これと牛を交換しないか?」と言いました。ジャックは半信半疑でしたが、豆がキラキラと光るのを見て、面白そうだと思い、牛と豆を交換してしまいました。
家に帰って豆を見せると、お母さんは「こんなもののために、大切な牛を売ったのか」とひどく怒って、豆を窓の外へ投げ捨て、ジャックを夕飯抜きで寝かせました。