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JLPT N3物語

ピノキオ

嘘をつくと鼻が伸びる人形の男の子のお話。

むかしむかし、ゼペットという名前のおじいさんが、木で人形を作りました。ゼペットが「この人形が本当の子供になってくれればいいのに」と願うと、不思議なことに人形が動き出しました。ゼペットはその人形をピノキオと名付け、とても可愛がりました。

しかし、ピノキオはいたずらばかりしていて、学校へ行く途中でお金に惹かれてサーカスに入ってしまいました。ピノキオはそのたびに後悔しますが、誘惑に弱く、すぐに約束を破ってしまいます。嘘をつくたびに、ピノキオの鼻はどんどん長くなるのでした。

ある日、ピノキオは悪いキツネとネコに騙されて、大切なお金を取られたばかりでなく、恐ろしいサメに飲み込まれてしまいました。暗いサメのお腹の中で、ピノキオは自分を探しに来てくれたゼペットおじいさんと再会しました。

ピノキオはおじいさんを助け出すために、一生懸命に泳いでサメの口から逃げ出しました。家に帰ったピノキオは心を入れ替え、真面目に働き始めました。「もう決して嘘をつかないし、おじいさんを悲しませるようなことはしない」と決心したのです。

その真面目な様子を見た妖精は、ピノキオを木の代わりに本当の人間の子どもにしてくれました。ゼペットおじいさんの喜びはどれほどだったかしれません。二人は末永く幸せに暮らしました。

ピノキオ | 2hongo