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JLPT N5物語

さるかに合戦

悪いさるをカニが退治するお話。

むかしむかし、山の近くにさるとかにが住んでいました。ある日、かには道でおむすびを拾いました。さるは木の下で柿の種を見つけました。さるは「おむすびより、この種の方がいいよ」と言って、かにとおむすびを交換しました。

家に帰った後に、かには種を庭に植えました。そして「早く芽を出さないと、はさみで切るぞ」と歌いながら、毎日水をあげました。すると、種はすぐに大きな木になって、たくさんの赤い柿がなりました。

かには柿を食べたかったですが、木に登ることができません。そこへさるが来て、「私が取ってあげるから、待っていてください」と言いました。かには喜んで、木の下で待ちました。

しかし、さるは木の上で甘い柿だけを自分で食べました。かにが「私にも一つください」と言うと、さるは青くて硬い柿をかにに投げました。かには大けがをして、泣きながら家に帰りました。

かにの子供たちはお母さんの話を聞いて、とても怒りました。「お母さんのために、さるをこらしめに行こう」と言って、家を出ました。途中で栗と蜂と牛のふんと臼に会いました。みんなは「私たちも手伝いたい」と言って、一緒に行きました。

さるの家に着く前に、みんなで作戦を立てました。栗はいろりの中、蜂は水がめの中、牛のふんは入り口、臼は屋根の上に隠れました。そして、静かにさるを待ちました。

しばらく後に、さるが家に帰ってきました。「寒いから、火にあたろう」と思って、いろりに近づきました。その時、熱くなった栗がさるの顔に飛んできました。「熱い!」とさるは叫んで、水で冷やそうとしました。すると、水がめの中から蜂が出てきて、さるを刺しました。

さるは急いで外へ逃げようとしましたが、入り口の牛のふんですべって転びました。そして、屋根の上から重い臼が落ちてきました。さるは「ごめんなさい。もう悪いことはしません」と謝りました。かにの子供たちは、お母さんのかたきを取ることができました。

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