とかく

他の表記: 兎角, 左右
JLPT:N1
頻度:

1あれこれと物事があるさま、または忙しいさま。『とかく忙しい』のように使われることが多い。やや文語的・書き言葉的。

副詞不規則動詞通常仮名だけで書く

例文

最近はとかく忙しくて、友達と会う時間がない。

とかく人は失敗を恐れて一歩を踏み出さないことがある。

2〜しがちである、傾向があるという意味(『とかく忘れがちだ』のように)。

副詞通常仮名だけで書く

例文

年を取るととかく物忘れがひどくなる。

とかく人は現状に満足しやすいものだ。

3『とにかく』に近い意味で、いずれにせよ・とにもかくにもという意味。

副詞通常仮名だけで書く

例文

とかく彼は意見がはっきりしている。

とかく準備は念入りにしておけ。

4いろいろと(特に否定的な)事柄や批判を指す語。『とかくの非難を受ける』のように使われる。

「の」をとる名詞通常仮名だけで書く

例文

彼はとかくの非難を浴びたが、最後まで弁明し続けた。

とかくの噂が広がっている。

5仏教語で存在しないものを指す語の一つ。文字どおりは『兎の角』で、実際にはないものの例え。

名詞仏教慣用表現

例文

古典では兎角(とかく)は実在しないもののたとえとして使われることがある。

単語の関係