1するのくだけた言い方。行為・仕事・勉強・遊びなどを行うことを指す、口語で非常によく使われる語。
今日の宿題は誰がやるの?
週末はテニスをやる予定です。
この仕事は俺がやるよ、心配しないで。
毎日30分だけでも運動をやるようにしている。
2(物や人を)送る、派遣する。ある場所や相手のもとへ送り出すという意味で使われる。
明日、支店に追加の在庫をやります。
彼を先にやって、様子を見てください。
3(視線などを)向ける、動かす。目や顔をある方向に向けることを指す(「目をやる」など)。
彼女は窓の外に目をやった。
彼はちらりと隣の席に視線をやった。
4(特に自分と同格か目下の者、あるいは動物などに)与える。あげる・くれてやるという意味。
犬に餌をやるのを忘れないでください。
子どもにお菓子をやったら、うれしそうにしていた。
この本、もう読まないから君にやるよ。
5(車などの)速度を上げる。アクセルを踏むなどして速く走らせるという口語表現。
もう少しやって、前の車を追い越してくれ。
コーナーを出たら、思い切りやってください。
6商売をする、店を経営する。また、職業として医者や弁護士などを行う(従事する)ことも指す。
あそこの蕎麦屋は父がやっている。
彼は小さな工場をやっている。
医者をやるのは大変な仕事だ。
7食べる・飲む・煙草を吸うなどを指すくだけた言い方(「一杯やる」「一服やる」など)。
仕事終わりにみんなで一杯やった。
外でたばこを一服やってくる。
昼にラーメンをやってから戻ります。
8演奏・上演・興行などを行う。催しを開くという意味で、「演る」と同義に使われることが多い。
今夜、あのバンドがライブをやるらしい。
文化祭で演劇をやることになった。
9(比喩的に)相手の気持ちや心配を和らげる、慰めるという意味で使われることがある。
悩んでいる弟の話を聞いてやったら、気持ちが楽になったようだ。
心配しないで、僕がそばにいてやるよ。
10(俗語で)害を与える、傷つける、場合によっては殺すという意味で用いられる。脅しや粗暴な言い方に使われる。
あいつを始末してやる。
奴らにやられる前に、こちらからやるぞ。
11(俗・卑語)性交する。きわめてくだけた下品な表現で、しばしばカタカナ(ヤる)で表記される。
彼女と昨夜ヤったらしい。
12(自動詞的に)暮らしていく、生活していく。「やっていく」の形で、何とか生活を続けられるという意味で使う。
小さな町でも工夫すればやっていけるよ。
彼は一人で暮らしてやっていけるのだろうか。
13動詞のます形の語幹に付く補助動詞的な用法で、「完全に〜する、〜しきる」という意味を表す(やや古風・文語的)。
彼はあの箱を放りやって、もう二度と見なかった。
14動詞のます形の語幹に付く補助動詞的な用法で、「広く〜する、遠くまで〜する」という範囲の広がりを表す(「見やる」など)。
丘の上から遠くを見やると、海が見えた。
彼は辺りを見やって、道を探した。
15動詞のて形に付く補助動詞で、「(相手のために)〜してあげる」という意味を表す。相手が自分と同格か目下の場合に使い、時にやや粗野な響きを持つ。
手伝ってやるから、文句言うな。
黙って見てやるつもりはない。
弟の宿題を手伝ってやった。
16動詞のて形に付く補助動詞で、「積極的に努力して〜する」という意味を表す。意気込みや決意を伴うことが多い。
やってみせてやるから、見ていろ。
絶対に成功してやるつもりだ。