やる

他の表記: 遣る, 行る
JLPT:N5
頻度:

1するのくだけた言い方。行為・仕事・勉強・遊びなどを行うことを指す、口語で非常によく使われる語。

五段動詞他動詞通常仮名だけで書く口語

例文

今日の宿題は誰がやるの?

週末はテニスをやる予定です。

この仕事は俺がやるよ、心配しないで。

毎日30分だけでも運動をやるようにしている。

2(物や人を)送る、派遣する。ある場所や相手のもとへ送り出すという意味で使われる。

五段動詞他動詞通常仮名だけで書く

例文

明日、支店に追加の在庫をやります。

彼を先にやって、様子を見てください。

3(視線などを)向ける、動かす。目や顔をある方向に向けることを指す(「目をやる」など)。

五段動詞他動詞通常仮名だけで書く

例文

彼女は窓の外に目をやった。

彼はちらりと隣の席に視線をやった。

4(特に自分と同格か目下の者、あるいは動物などに)与える。あげる・くれてやるという意味。

五段動詞他動詞通常仮名だけで書く

例文

犬に餌をやるのを忘れないでください。

子どもにお菓子をやったら、うれしそうにしていた。

この本、もう読まないから君にやるよ。

5(車などの)速度を上げる。アクセルを踏むなどして速く走らせるという口語表現。

五段動詞他動詞通常仮名だけで書く

例文

もう少しやって、前の車を追い越してくれ。

コーナーを出たら、思い切りやってください。

6商売をする、店を経営する。また、職業として医者や弁護士などを行う(従事する)ことも指す。

五段動詞他動詞通常仮名だけで書く

例文

あそこの蕎麦屋は父がやっている。

彼は小さな工場をやっている。

医者をやるのは大変な仕事だ。

7食べる・飲む・煙草を吸うなどを指すくだけた言い方(「一杯やる」「一服やる」など)。

五段動詞他動詞通常仮名だけで書く

例文

仕事終わりにみんなで一杯やった。

外でたばこを一服やってくる。

昼にラーメンをやってから戻ります。

8演奏・上演・興行などを行う。催しを開くという意味で、「演る」と同義に使われることが多い。

五段動詞他動詞通常仮名だけで書く

例文

今夜、あのバンドがライブをやるらしい。

文化祭で演劇をやることになった。

9(比喩的に)相手の気持ちや心配を和らげる、慰めるという意味で使われることがある。

五段動詞他動詞通常仮名だけで書く

例文

悩んでいる弟の話を聞いてやったら、気持ちが楽になったようだ。

心配しないで、僕がそばにいてやるよ。

10(俗語で)害を与える、傷つける、場合によっては殺すという意味で用いられる。脅しや粗暴な言い方に使われる。

五段動詞他動詞口語通常仮名だけで書く

例文

あいつを始末してやる。

奴らにやられる前に、こちらからやるぞ。

11(俗・卑語)性交する。きわめてくだけた下品な表現で、しばしばカタカナ(ヤる)で表記される。

五段動詞他動詞通常仮名だけで書く俗語卑俗な語

例文

彼女と昨夜ヤったらしい。

12(自動詞的に)暮らしていく、生活していく。「やっていく」の形で、何とか生活を続けられるという意味で使う。

五段動詞自動詞通常仮名だけで書く

例文

小さな町でも工夫すればやっていけるよ。

彼は一人で暮らしてやっていけるのだろうか。

13動詞のます形の語幹に付く補助動詞的な用法で、「完全に〜する、〜しきる」という意味を表す(やや古風・文語的)。

接尾辞五段動詞通常仮名だけで書く

例文

彼はあの箱を放りやって、もう二度と見なかった。

14動詞のます形の語幹に付く補助動詞的な用法で、「広く〜する、遠くまで〜する」という範囲の広がりを表す(「見やる」など)。

接尾辞五段動詞通常仮名だけで書く

例文

丘の上から遠くを見やると、海が見えた。

彼は辺りを見やって、道を探した。

15動詞のて形に付く補助動詞で、「(相手のために)〜してあげる」という意味を表す。相手が自分と同格か目下の場合に使い、時にやや粗野な響きを持つ。

助動詞五段動詞通常仮名だけで書く

例文

手伝ってやるから、文句言うな。

黙って見てやるつもりはない。

弟の宿題を手伝ってやった。

16動詞のて形に付く補助動詞で、「積極的に努力して〜する」という意味を表す。意気込みや決意を伴うことが多い。

助動詞五段動詞通常仮名だけで書く

例文

やってみせてやるから、見ていろ。

絶対に成功してやるつもりだ。

単語の関係

類義語