1ある物より低い位置・下方にあること、またその場所。最も基本的な空間的な意味の「下(した)」で、N5レベルの基礎語彙。家族・兄弟順では「下の妹/下の弟」「三つ下の弟」のように年下の子を指す用法もある。
机の下に猫がうずくまっている。
下を見ないで、まっすぐ前を見て歩こう。
うちには三つ下の妹がいます。
下のお子さんは何歳ですか?
2範囲・容器・順位の最下部。リストの末尾、容器の底、ランキングの末尾など、「いちばん下」の場所を指す。
リストの一番下に名前を書き加えてください。
引き出しの一番下に古い手紙を見つけた。
順位は下から数えた方が早い成績だった。
3ある物のすぐ真下・覆われた下方の位置。「屋根の下」「橋の下」「看板の下」のように、何かに覆われた/隠された下の位置を指す。
突然の雨で、店の軒下で雨宿りした。
橋の下を小さなボートが通っていく。
看板のすぐ下に住所が小さく書いてある。
4文章や図表のレイアウトで「すぐ下に・以下に」の意。「下に続く」「下から順に」「下記」のように、書面上で位置的にあとにくるものを指す用法。
詳しい説明は下に続きます。
ランキングは下から順に発表します。
5地位・立場・年齢などが他より低いこと、また下位にいる人。「上司の下で働く」「一階級下」「年下」のように、上下関係における下側を指す。
彼は部長の下で五年間働いた。
上の立場の人は、下の意見にも耳を傾けるべきだ。
年齢は彼の方が一つ下だが、入社は早い。
6新しい商品を買うときに古い商品を引き取らせて、その分を値引きしてもらうこと。現代日本語では単独の「下」は使われず、複合語「下取り(したどり)」の形でしか出てこない(例:「下取りに出す」「下取り価格」)。
7接頭辞的に「事前の・準備の」という意味を加える用法。「下準備(したじゅんび)」「下調べ(したしらべ)」「下見(したみ)」「下書き(したがき)」「下塗り(したぬり)」など、本番の前の段階を表す多くの複合語をつくる。
料理を始める前に、野菜の下準備をしておこう。
出張先のことを少し下調べしておいた。
新居の下見に行ってきた。