1今いる場所・指している場所ではない、別の場所。「ほかで」「ほかへ」「ほかに」のように、場所を指す名詞として使う。
ここではゆっくり話せないから、ほかで会おう。
この本、近所では売っていなかったので、他で探してみる。
この件は他の部署で扱っているので、そちらに問い合わせてください。
2話題に挙がっている人や物以外の、別の人・別の物・残りのもの。「他の〜」「ほかの〜」の形で連体修飾としてもよく使う。最も基本的な意味で、日常会話・書き言葉のいずれでも頻出する。
自分のことだけでなく、他の人の気持ちも考えたほうがいい。
他に何か質問はありますか。
この色が気に入らないなら、ほかのもお見せしましょうか。
参加したのは山田さんと佐藤さん、ほかに三人いた。
3「思いのほか」の形で、予想や想像を超えていることを表す。書くときはふつうかなで「ほか」と書き、漢字を当てる場合は「外」を使うこともある。「思ったより」「案外」と近い意味。
今日のテストは思いのほか難しかった。
初めて行った店だったが、料理は思いのほかおいしかった。
工事は思いのほか早く終わって、来週には引っ越せそうだ。
4否定の文や行き詰まりを表す文と組み合わせて「〜のほかに〜ない」「〜するほか(は)ない」の形で使い、「〜以外には何もない/〜するしか方法がない」という意味を表す。N3で学ぶ重要な文型。
この問題を解ける人は、君のほかにいない。
終電を逃したので、歩いて帰るほかなかった。
事実を知っているのは本人のほかにいない。
ここまで来たら、最後までやり遂げるほかない。
5「〜のほか(に)」の形で、すでに述べたものに加えて別のものがあることを表す。「〜に加えて」「〜以外にも」と同じような意味で、情報を追加するときに使う。
彼女は日本語のほかに、英語と中国語も話せる。
入場料のほかに、駐車場代も別途必要です。
仕事のほかに、何か趣味はありますか。
彼は学業のほかにサッカー部でも活躍している。