1ある物を別の物にくっつける・取り付ける。塗る・貼る・縫いつける・浸すなど、物理的に密着させたり付着させたりする動作。最も基本的で広く使われる意味。
ポスターを壁にテープでつけた。
子供の制服にワッペンを縫いつけた。
傷口に薬をつけてから絆創膏を貼った。
餃子をたれにつけて食べるのが好きだ。
2家や部屋などに設備・備品を備え付ける、取り付ける。また、そうした物が備わっている状態についても言う。
新しいアパートにエアコンをつけてもらった。
この部屋は家具をつけて貸している。
3アクセサリーや装身具などを身につける。腕時計・指輪・ネクタイなどを「着ける」とも書く。
彼はいつも同じネクタイをつけている。
指輪を左手の薬指につけた。
新しい腕時計を手首につけて出かけた。
4日記・帳簿・記録などを継続的に書き留める。「日記をつける」「家計簿をつける」など。
彼女は毎日欠かさず日記をつけている。
節約のために家計簿をつけ始めた。
旅行中の出来事を細かくノートにつけておいた。
5物やサービスに値段・評価をつける、査定する。「値段をつける」「点数をつける」など。
この絵には高い値段がつけられている。
先生は作文に厳しく点数をつけた。
6予算や人員などを割り当てる・付与する。ある項目や人に資源を当てること。
今年は研究に十分な予算をつけてもらえた。
会社は新人に指導役の先輩をつけた。
7船などを岸・桟橋などに寄せて止める。「着ける」とも書く。
船を岸につけて荷物を降ろした。
玄関に車をつけてお待ちしております。
8保護や世話のために、人に警備・医者・付き添いなどを当てる。
重症の患者に専任の看護師をつけた。
要人には常に護衛をつける必要がある。
9気づかれないように人の後を追う。尾行する、つけ回す。
探偵は一日中容疑者をつけていた。
誰かにつけられている気がして、遠回りして帰った。
10荷物などを積み載せる。また、人に元気や勢いを与える(「元気をつける」「勢いをつける」など)。
出発前に荷を馬につけた。
栄養のあるものを食べて体力をつけよう。
11ある物事や人に注目して見張る・ねらいを定める。「目をつける」の形でよく使う。
スカウトはその若い選手に目をつけていた。
泥棒は留守がちな家に目をつけるものだ。
12話や物事に決着・折り合いをつけ、関係や合意を成立させる。「折り合いをつける」「話をつける」「けりをつける」など。
両者は粘り強い交渉の末、折り合いをつけた。
この問題は今日中にけりをつけたい。
13電気・明かり・テレビなどのスイッチを入れて働かせる。火を「点ける」意味では「点ける」とも書く(同音の別項目あり)。
暗くなってきたので部屋の電気をつけた。
朝起きたらまずテレビをつける習慣がある。
寝る前に明かりをつけっぱなしにしないで。
14植物が花や実をつける。開花したり結実したりすること。
この木は毎年たくさんの実をつける。
丁寧に世話をすれば、来春には花をつけるだろう。
15(接尾辞的に)動詞の連用形(-masu形の語幹)について、その動作を激しく・強く行う意味を加える。例:怒鳴りつける、叱りつける、押さえつける。
彼は酔って店員を怒鳴りつけた。
暴れる犯人を数人で押さえつけた。
16(接尾辞的に)動詞の連用形について、その行為に慣れている・し慣れているという意味を表す。例:行きつけ、見慣れ、飲みつける。
ここは私の行きつけの店だ。
見慣れない人が家の前に立っていた。