成す

なす
頻度:

1いくつかの部分や要素が集まって一つのまとまりを作り上げる。「群れを成す」「列を成す」「意味をなす」などの形でよく使う他動詞。

五段動詞他動詞

例文

渡り鳥が群れを成して南へ飛んでいく。

開店前から店の前に長い列を成していた。

文章が支離滅裂で、まったく意味をなさない。

これらの建物が一体となって美しい景観を成している。

2富や事業などを努力して築き上げる。「財を成す」「一代で財を成す」のように使う他動詞。

五段動詞他動詞

例文

彼は貿易で財を成した。

一代で巨万の富を成した実業家の伝記を読んだ。

祖父は裸一貫から事業を成した。

3物事を成し遂げる、目的を達成する、名声などを得る。「名を成す」「偉業を成す」のように使う他動詞。

五段動詞他動詞

例文

彼は学者として名を成した。

その登山家は前人未到の偉業を成した。

長年の努力の末に、大きな仕事を成した。

4あるものを別のものに変える、または別のものとして扱う。「〜を〜と成す」の形で使う、やや硬い表現。

五段動詞他動詞

例文

彼は逆境を好機と成した。

過去の失敗を糧と成して、彼は再び立ち上がった。

5ある行為を行う、実行する。この意味では旧字で「為す」とも書き、かな書きの「なす」も多い。「なすべきこと」「なす術もない」のように使う。(→ 為す)

五段動詞他動詞通常仮名だけで書く

例文

今、我々がなすべきことを冷静に考えよう。

なす術もなく、ただ時間が過ぎるのを待った。

人に害をなすような行為は許されない。

6動詞のます形の語幹に付いて「意図的に〜する」という意味を添える接尾語的用法。生産的にはほぼ使われず、「見なす」「もてなす」などの複合語に名残をとどめる古い用法。

接尾辞五段動詞通常仮名だけで書く

単語の関係

類義語
派生語