振り

ふり
他の表記:
JLPT:N1
頻度:
1

物や体を揺らす動き、またはその揺れ。手を振る、旗を振るなどの「振る」動作の名詞形。

名詞助数詞

例文

彼は手の振りで合図した。

犬の尻尾の振りが速くなった。

彼女は首のかしげる振りを見せた。

2

外見や振る舞い、表面的な様子。人の態度や身なりの印象を表す言葉(通常かな書き)。

名詞通常仮名だけで書く

例文

彼女の振りはいつも落ち着いている。

面接では誠実な振りをすることが大切だ。

彼は上司の前ではいい振りをしているが、本当は違う。

3

見せかけの態度やふりをすること。実際はそうでないのにそのように装う行為(「〜の振りをする」の形でよく使う)。

名詞通常仮名だけで書く

例文

彼は知らない振りをした。

痛くない振りをして、その場をやり過ごした。

注意されたとき、彼女は気づかない振りを続けた。

4

予約や紹介なしで店や旅館などに来る客のこと(そのように来ることを指す用法)。

名詞「の」をとる名詞通常仮名だけで書く

例文

週末は振りで来る客が多く、満席になることがある。

予約がない振りの客は対応に時間がかかる場合がある。

5

踊りや舞で見せる決まった姿勢や所作、所謂『振り付け』の一部としての所作。

名詞

例文

この曲の振りは覚えるのに時間がかかる。

舞の振りを丁寧に練習した。

6

話やギャグの導入部分。漫才などでボケにつながる前置き(お笑いではカタカナの「フリ」と表記されることが多い)。

名詞通常仮名だけで書く

例文

漫才では相方のフリに対するツッコミが肝心だ。

その冗談は前振りとしては弱かった。

7

和服などで、袖の縫われていない部分(振り)。着物の袖まわりの部分を指す語(専門的な用語)。

名詞

例文

この着物は振りが長く、歩くと袖がきれいに揺れる。

振りの幅は着物の年代やデザインで変わる。

8

刀や剣などの数を数える助数詞(〜振り)。刀を数えるときに使う語。

助数詞

例文

古い刀を二振り所持している。

博物館には数振りの刀が展示されている。

単語の関係