物や体を揺らす動き、またはその揺れ。手を振る、旗を振るなどの「振る」動作の名詞形。
彼は手の振りで合図した。
犬の尻尾の振りが速くなった。
彼女は首のかしげる振りを見せた。
外見や振る舞い、表面的な様子。人の態度や身なりの印象を表す言葉(通常かな書き)。
彼女の振りはいつも落ち着いている。
面接では誠実な振りをすることが大切だ。
彼は上司の前ではいい振りをしているが、本当は違う。
見せかけの態度やふりをすること。実際はそうでないのにそのように装う行為(「〜の振りをする」の形でよく使う)。
彼は知らない振りをした。
痛くない振りをして、その場をやり過ごした。
注意されたとき、彼女は気づかない振りを続けた。
予約や紹介なしで店や旅館などに来る客のこと(そのように来ることを指す用法)。
週末は振りで来る客が多く、満席になることがある。
予約がない振りの客は対応に時間がかかる場合がある。
踊りや舞で見せる決まった姿勢や所作、所謂『振り付け』の一部としての所作。
この曲の振りは覚えるのに時間がかかる。
舞の振りを丁寧に練習した。
話やギャグの導入部分。漫才などでボケにつながる前置き(お笑いではカタカナの「フリ」と表記されることが多い)。
漫才では相方のフリに対するツッコミが肝心だ。
その冗談は前振りとしては弱かった。
和服などで、袖の縫われていない部分(振り)。着物の袖まわりの部分を指す語(専門的な用語)。
この着物は振りが長く、歩くと袖がきれいに揺れる。
振りの幅は着物の年代やデザインで変わる。
刀や剣などの数を数える助数詞(〜振り)。刀を数えるときに使う語。
古い刀を二振り所持している。
博物館には数振りの刀が展示されている。