1商取引での『掛け(かけ)』。代金をその場で払わず後で精算する「掛け(掛売り)」の略で、信用取引・掛売りを指す。
この商品は掛けで購入できますか。
取引先とは掛けの取引が多い。
掛けで頼む場合は信用調査が必要です。
2勘定に記載された未払いの金額、つまり帳面上の借金や請求額(掛け金)。店や業者に対して後で支払う代金を指す。
月末に掛けをまとめて精算した。
飲み代の掛けがたまっている。
3接尾辞として、物を掛けるための器具や場所を表す(〜掛け = hanger/holder)。帽子掛け、鍵掛けなど、名詞の後に付けて使う。
玄関にコート掛けを取り付けた。
机の横にバッグ掛けがあると便利だ。
鍵掛けに鍵をかけ忘れないでください。
4動詞の連用形(〜ます形の語幹)に付いて『〜しかけている/〜の途中である』という意味を表す接尾辞(「読みかけ」「書きかけ」など)。通常は仮名で書かれる。
読みかけの本を机に置いたままにしておいた。
話し掛けてきたのに、彼は無視した。
食べかけのパンを犬に取られてしまった。
5動作が今まさに起こりそうな状態、または始めかけであることを表す接尾辞(『今にも〜しそうだ/今にも〜しようとする』)。こちらも語幹に付くことが多く仮名で表記される。
出かけかけたところに電話が鳴った。
寝かけていた赤ん坊がまた泣き出した。
話しかけかけたが、結局やめた。
6料理名などで使われる語で、汁をかけた麺類(特にかけそば・かけうどんなど)を指す。通常は仮名(かけ)で表記されることが多い。
朝ごはんにかけうどんを食べた。
寒い日はかけそばが食べたくなる。
かけうどんに天かすを入れて食べた。
7小売価格(定価)に対する卸売り価格の比率(十等分の単位)を表す業界用語。例えば「七掛け」は定価の70%という意味。
メーカーは卸先に商品を七掛けで供給した。
このブランドは通常八掛けで流通している。