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ほう
JLPT:N5
頻度:

1方向・方角・ある場所の側を表す語。「北の方」「海の方」のように、どちらの向きにあるか、どの方面にあるかを示すのに使う、もっとも基本的な「ほう」の意味。

名詞

例文

駅は向こうの方にあります。

北の方から強い風が吹いてきた。

海の方を見ると、漁船が浮かんでいた。

音は教室の後ろの方から聞こえてきた。

2対立や交渉などの当事者の一方・立場を表す語。「私の方」「あなたの方」「相手方」のように、自分の側/相手の側を区別するのに使う。

名詞

例文

私の方は予定通り進んでいますが、そちらはどうですか。

相手方の弁護士から連絡があった。

詳しいことは会社の方に確認してください。

3ある傾向・タイプ・グループに属するという意味の「ほう」。「明るい方」「インドア派の方」のように、二者をぼんやり対比する形で「どちらかというと〜の側」を表す。

名詞

例文

彼は口数が少ない方だ。

私は辛いものはあまり食べない方です。

兄は背が高い方で、弟は低い方だ。

4学問・仕事などの分野や領域を表す「ほう」。「理工系の方」「営業の方」のように、専門・担当する分野を漠然と指すのに使う。

名詞

例文

息子は理工系の方に進みたいと言っている。

仕事ではマーケティングの方が得意です。

芸術の方に興味がある学生が増えている。

5比較の一方を取り立てる用法。「Aより Bの方が〜」「〜の方がいい」の形で、二つを並べてどちらを選ぶか・どちらが上かを表す、N5レベルの最重要文型のひとつ。

名詞

例文

ケーキより、アイスの方が好きです。

電車で行く方がバスより早いですよ。

今日は早く帰った方がいい。

迷ったら、安い方を選ぶようにしている。

6「方法・手段」を表す古風・文語的な「ほう」。「他に方が無い(ほかにほうがない)」のような決まり文句に残る程度で、現代日常語ではほぼ使われない。動詞に付けて『〜方(食べ方・使い方)』のように方法を表す形は別語で、こちらは「かた」と読む。

名詞

例文

もう他に方(ほう)が無い、やってみるしかない。

7古典・歴史的な用法で、正方形の一辺の長さを示す「ほう」。「方一寸」「五尺方」のように「方+長さ」の形で『一辺〜の正方形』を表した。現代日本語ではほぼ使われず、「方丈(ほうじょう)」など熟語の中に残る。

名詞

例文

庵は方一丈、つまり一辺が約三メートルの小屋であった。

単語の関係

対義語
派生語