1話し手のいる場所や時点に向かって近づく・到着する。「行く」の対義語で、移動の方向が話し手側であることを表す。人や物の到着だけでなく、季節・時刻・出来事などの到来にも使う。
電車がもうすぐ来る。
明日、お客さんが家に来る予定だ。
春が来ると、桜が一斉に咲き始める。
メールがまだ来ていない。
2動詞のて形に付く補助動詞「〜てくる」の用法の一つ。どこかへ行って何かをし、再び戻って来ることを表す(例:買ってくる=買って戻って来る)。この補助動詞用法では一般にかな書きされる。
ちょっとコンビニに行ってくる。
お土産を買ってきたよ。
駅まで友達を迎えに行ってきます。
3動詞のて形に付く補助動詞「〜てくる」のもう一つの用法。ある状態への変化が次第に進むこと(暖かくなってきた)、または過去から現在まで動作・状態が続いてきたこと(頑張ってきた)を表す。一般にかな書き。
だんだん寒くなってきた。
雨が降ってきたから、傘を持っていこう。
ずっとこの仕事を続けてきたが、そろそろ辞めようと思う。
4「〜から来る/〜から来ている」の形で、物事の原因・起源・由来を表す。
この習慣は中国から来ている。
頭痛はストレスから来ているのかもしれない。
「カラオケ」という言葉は「空のオーケストラ」から来ている。
5「〜と来たら」の形で話題を提示し、それについての感想・批評・評価を続ける口語表現。多くは不満・呆れ・誇張などの気持ちを伴う。
うちの息子と来たら、毎日ゲームばかりしている。
最近の天気と来たら、まったく予測できない。
数学と来たら、彼に勝てる人はいない。