具体的な物体や品物。手に触れられるものや持ち運べるものを指す一般的な語。
彼は古い物を集めるのが趣味だ。
机の上に不思議な物が置いてあった。
これは壊れやすい物だから、気を付けて運んでください。
自分の所有物や所持品。〜のものの形で「〜に属するもの」を表すことが多い。
これは私の物です。勝手に触らないでください。
旅行の前に、忘れ物がないか自分の物を確認した。
その本は彼のものではなく、図書館の物だった。
漠然とした「ものごと」や「何か」を指す語。何か/何でも/何もなどと結びついて使われることが多い。
何か良い物はないかな。プレゼントに使いたいんだ。
世の中には不思議な物がたくさんある。
物は考えようで、見方を変えれば役に立つこともある。
物(もの)=質、出来や価値の高さを表す語。『物がある』などの形で使われることが多い。
彼の演奏は格が違う。やはり物があるね。
この時計は安物とは違って、物がいい。
物(もの)=世の中の道理や当然そうあるべきことを指す語。『〜ものだ』の形で『当然〜だ』や『世の習いだ』の意味になることが多い。
人生は思い通りにならないものだ。
人は年を取れば、考え方も変わるものだ。
感情や判断を強調したり、過去の習慣や一般的な傾向を表す文末表現として使われる語(通常はかなで書かれ、『〜ものだ/〜ものではない』などで用いる)。
子どものころはよく近所で遊んだものだ。
そんな乱暴な言い方をするものではない。
努力すれば道は開けるものだ。
接尾辞として、あるジャンルや種類に属する作品・品目を表す語(例:学園もの=学園を題材にした作品)。通常かなで書かれることが多い。
学園もののアニメは若者に人気がある。
最近は時代劇ものの映画がまた注目されている。
接尾辞として『〜の原因となるもの』という意味で使われる場合がある(やや口語的・慣用的)。
無理な働き方は、健康を損なう原因ものになりかねない。
接頭語的に使われて『なんとなく〜だ』『少し〜だ』という程度を表す(例:もの寂しい=どことなく寂しい)。
秋の夕方は、何となくもの寂しい気分になる。
接頭語的に使われて『本当に〜だ』『珍しく〜だ』という強調の意味を帯びることがある(例:物珍しい=非常に珍しい)。
初めて見る機械にみんな物珍しそうに集まってきた。