1男性、男の人。「女(おんな)」と対をなす最も基本的な言葉。性別を述べる、人物を描写する、統計や属性を語るといった広い文脈で使われる。やや直接的・くだけた響きがあるため、丁寧な場では「男性(だんせい)」「男の方」を使うことも多い。
このクラスは男が15人、女が18人です。
犯人は背の高い男だったらしい。
男も女も関係なく、誰でも応募できます。
うちの子はもうすぐ生まれるけど、男か女かまだ知らない。
2「あの男」「いい男」のように、第三者の男性を指して使う、ややくだけた・口語的な言い方。文脈によって肯定的(頼れるやつ)にも否定的(怪しいやつ)にもなる。やや距離感や評価を含む語感があるため、目の前の本人や上の立場の人に向かって使うのは失礼になる。
あの男、さっきからずっとこっちを見ているよ。
彼は信頼できるいい男だ。
あんな男のために泣くなんて、もったいないよ。
3恋愛・性的な関係の相手としての男性。「彼氏」「恋人」のニュアンスで、「女に男ができた」「彼女には男がいる」のように使われる。やや率直・俗っぽい言い方で、ニュースやゴシップ、小説などでよく見る。
どうやら彼女に新しい男ができたようだ。
あの女優は、二人の男の間で揺れる役を演じた。
彼女には付き合っている男がいる。
4男らしさ・男としての面目・名誉。「男を上げる」「男を見せる」「男がすたる」のような決まり文句で、伝統的に男性に期待された勇気・気概・誇りといった精神的な側面を指す。文語的・古風な響きがあり、現代のジェンダー観では避けられることもあるが、小説・任侠もの・スポーツ実況などではいまも生きた表現。
土壇場で逆転ホームランを打って、彼は男を上げた。
ここで逃げたら男がすたるぞ。