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JLPT N2故事

七夕伝説七夕传说

織姫と彦星が年に一度だけ会える物語。织女和牛郎每年只能见一面的故事。

夜空にうっすらと白く輝く天の川。その川のほとりには、はるか昔から一人の偉大な天の神様が住んでおられた。

在夜空中泛着淡淡白光的——便是那条银河。 在这条河的岸边,自远古以来便居住着一位伟大的天神。

神様には織姫という美しい娘がいた。彼女は朝から晩まで機の前に座って、神々や天人たちが身にまとう絹の着物をせっせと織り続けていた。

这位天神有一个名叫织女的美丽女儿。 她从早到晚都坐在织布机前,孜孜不倦地为众神与天人们织出他们身上所穿的丝绸衣裳。

一方、天の川の向こう岸には、彦星という働き者の青年がいた。彼は天界の牛たちの世話をするのが仕事で、一頭一頭の体を磨き、餌をたっぷり与えてはかわいがっていた。

而在银河的对岸,则住着一位名叫牛郎的勤劳青年。 他的工作便是照料天界的牛群,把每一头牛都梳理得毛色发亮,喂得饱饱的,疼爱有加。

二人それぞれの仕事ぶりについては、すでに天界中で評判であった。神様も「二人とも、これほど真面目な働き手はそうそういない」と、日頃から深く感心しておられたのである。

两人各自的勤勉早已在天界传为美谈。 天神也时常感叹:「像他们这样踏实肯干的好后生,世上可不多见。 」

そんなある日、神様は「これほどの働き者同士なら、夫婦にすればさぞ幸せに暮らすであろう」と、二人を引き合わせることに決めた。初めて会った織姫と彦星は、互いに一目で深い愛情を抱き、まもなくめでたく夫婦となった。

一天,天神心想:「这般勤勉的两人若结为夫妇,必定能过得幸福美满。 」便撮合两人见了面。 织女与牛郎初次相见便一见倾心,不久便顺理成章地结为了夫妻。

ところが、結婚を契機に、二人の暮らしぶりはがらりと変わってしまった。一緒にいるのがあまりに楽しすぎるあまり、二人はすっかり仕事の手を止めてしまったのである。

然而以结婚为契机,两人的生活态度却来了个一百八十度的大转变。 因为在一起实在太过快乐,他们竟将各自的工作完全抛诸脑后。

織姫は機の前に座っても、すぐに席を立っては彦星に会いに行ってしまうばかりであった。神々の着物はみるみるうちにすり切れ、新しい一着すら織り上がらない有様であった。

织女即便坐到了织布机前,转眼便又起身奔向牛郎那里。 众神的衣裳眼看着一件件磨破,连一件新的也织不出来。

彦星もまた、牛の世話を放り出して、毎日織姫と笑い興じる始末であった。世話をされなくなった牛たちは、痩せ細って次々に病に倒れていった。

牛郎也把牛群的照料抛到了一边,每天只顾和织女嬉戏作乐。 无人照看的牛只日渐瘦弱,接二连三地病倒了。

「夫婦になったまではよかったものの、このままでは天界の暮らしそのものが成り立たなくなりかねない」と、他の神々も顔を見合わせ、頭を抱えはじめた。

「成了亲倒是好事,可若再这样下去,天界的生活恐怕都要难以为继了。 」其他神祇也开始你看我、我看你,纷纷为此发起愁来。

神様は二人に幾度も注意を与えたが、いっこうに態度を改める様子は見られなかった。ついに我慢が限界に達した神様は、声を震わせて怒りをぶちまけた。

天神几次三番加以告诫,可两人丝毫没有改过的意思。 终于忍无可忍的天神,声音颤抖地把怒火一股脑地发泄了出来。

「これほど言っても改めぬのなら、お前たちを引き離すほかない。今日この時を境に、二人は天の川を挟んでそれぞれ別の岸に住むがよい」と、神様は厳かに告げた。

「说到这地步还不肯改,就只好把你们分开了。 从此刻起,你们两人就隔着银河,分别住在两岸吧! 」天神严肃地宣告道。

そう宣言するや否や、神様は二人をあっという間に天の川の東と西へと引き離してしまった。広く深い天の川を、人の力で渡ることは到底できそうになかった。

话音未落,他便顷刻间将两人一东一西地分到了银河的两侧。 银河又宽又深,仅凭凡人之力根本无法渡过。

二人は来る日も来る日も、川の対岸を見つめては涙にくれるばかりであった。当然のことながら、悲しみのあまり仕事に身が入るどころではなく、織姫の機織りもまた、ぴたりと止まってしまった。

此后,两人日日望着对岸,唯有以泪洗面。 果不其然,悲痛之中哪还有心思工作,织女的织布机也戛然而止。

あまりの嘆きように、神様もさすがに胸を痛めた末に、ある約束を交わすことにした。「もし以前のようにきちんと働くというのなら、年に一度だけ、七月七日の夜に限って会うことを許そう」と告げたのである。

看着两人悲痛欲绝,天神最终也于心不忍,决定与他们订下一个约定。 「只要你们答应像从前那样安分地工作,每年的七月初七夜里,我便允许你们见上一面。 」他如此告知道。

その約束を心の支えに、織姫と彦星は再び以前のように、いや、以前にも増して懸命に働くようになった。再会の日を指折り数えて待つことこそが、二人にとって生きる希望にほかならなかったのである。

有了这个约定作为心灵的支柱,织女与牛郎便又像从前一样——不,比从前更加卖力地投入到了工作之中。 能够掰着指头数着重逢之日的到来,正是他们活下去的唯一希望。

そしてついに、待ちに待った七月七日の夜が訪れた。すると、どこからともなく無数のカササギが飛んできて、互いに翼を並べ、天の川の上に一本の白い橋を架けてくれたのである。

终于盼到了那天——七月初七的夜晚。 不知从何处飞来了无数的喜鹊,它们彼此并翼,在银河之上为两人架起了一座洁白的鹊桥。

二人はその橋の上で、一年に一度きりの幸せな再会を果たすことができた。涙ながらに抱き合う二人の姿は、夜空のどこからでも見ることができたという。

两人便在那座桥上,迎来了每年仅有一次的甜蜜重逢。 据说,他们泪眼相拥的身影,从夜空的任何角落都能望见。

しかし、もし七夕の夜に雨が降ろうものなら、天の川の水かさが増し、橋を架けることがかなわず、二人はその年の再会を諦めるほかない。だからこそ、人々は毎年七月七日が近づくたびに、夜空に向かって晴れることをひたすら祈るのである。

然而,倘若七夕之夜不巧下了雨,银河水位上涨,鹊桥就无法搭起,两人也只好放弃这一年的相会。 也正因如此,每逢七月初七临近,人们都会朝着夜空,虔诚地祈祷那一夜能够晴朗如洗。

— 完 —