液体や気体などが濁って透明でなくなること。水が泥で濁るなど物理的に混濁する状態を指す。
雨が続いて川の水が濁っている。
砂をかき混ぜたら水がすぐに濁った。
検査のために濁った試料を濾過した。
音や色、線などがくっきりしなくなること。声がかすれて聞こえにくくなる場合にも使う(声が濁る)。
長時間話していたら声が濁ってきた。
夕暮れで景色の輪郭が濁って見える。
写真の色が古くなって濁っている。
心や社会が純粋でなくなる、道徳的・倫理的に汚れること。堕落したり腐敗した状態にも使う。
権力が集中すると政治が濁る危険がある。
裏金の問題で会社の評判が濁った。
彼は長年の苦労で心が濁ってしまったと感じている。
音声学で、無声子音が有声子音のように発音されること。例:は→ばなど、子音が濁るという表現。
日本語では語頭の /k/ が前の母音の影響で濁ることは少ないが、連濁で濁る例がある。
連濁によって『手 + 紙』が『てがみ』のように濁る。
方言では有声化して濁る音が多い地域もある。